エジプト外相、ガザ停戦監視に「国際安定化部隊」の即時展開を提唱
ガザ地区の停戦が続くなか、エジプトが「監視の仕組み」を前に進めるよう国際社会に呼びかけました。2026年2月9日現在、停戦は2025年10月10日から発効しており、次の段階に移れるかが焦点になっています。
ギリシャ外相との電話会談で訴え
エジプトのバドル・アブデルアーティ外相は2月9日(日曜)、ギリシャのゲオルギオス・ゲラペトリティス外相との電話会談で、ガザ地区の停戦を監視するための「国際安定化部隊(International Stabilization Force)」を直ちに展開すべきだと訴えました。エジプト外務省が声明で明らかにしています。
会談では、地域の緊張が高まっていることも議題になったとされています。
「第2段階」へ進む必要性を強調
アブデルアーティ外相は、米国が提案した和平案の「第2段階」を進めることが重要だと強調しました。その要素の一つとして、停戦監視を担う国際安定化部隊のガザ展開を挙げています。
この国際安定化部隊の構想は、国連安全保障理事会が昨年11月(2025年11月)に支持したとされています。
国際安定化部隊が意味するもの
外相の発言の文脈では、国際安定化部隊は主に「停戦の監視」を担う存在として位置づけられています。停戦が続くほど、合意違反の疑いが出た場合の検証や、現場での緊張管理の枠組みが問われやすくなります。
ガザ統治の「つなぎ役」:技術官僚の国家委員会
外相はまた、1月中旬(2026年1月)に新たに設立された「パレスチナの技術官僚によるガザ行政のための国家委員会」への支持も改めて表明しました。日々の行政運営と人道対応を担うための、重要な移行的組織だと説明しています。
同委員会は、将来的にパレスチナ自治政府がガザの統治に全面的に復帰する道筋を作ることを意図している、と外相は述べました。
人道支援の継続と、復旧・復興の準備
アブデルアーティ外相は、ガザへの人道支援物資が「途切れずに流入すること」の重要性も強調しました。あわせて、早期復旧(early recovery)と復興の土台づくりを進める必要があるとしています。
停戦の現在地と「次の構想」
現在の停戦は、主に捕虜交換と支援物資の搬入に焦点を当てて進められてきました。一方、提案されている次の段階は、以下を含む構想だとされています。
- イスラエル軍の完全撤収
- ハマスの武装解除
- 移行的な統治の下での復興開始
停戦の「維持」から、政治と統治、復興の「設計」に移れるか。国際安定化部隊の展開提案は、その分岐点で監視と実行力をどう確保するか、という問いを改めて浮かび上がらせています。
Reference(s):
Egypt calls for international force to monitor Gaza ceasefire
cgtn.com








