ミラノ・コルティナ2026開会式に中国の沈宜琴氏、伊大統領・IOCと会談
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックをめぐり、中国の沈宜琴(しん・ぎきん)国務委員が先週末、イタリア・ミラノで行われた開会式に招待を受けて出席しました。式典前後にはイタリア大統領やIOC(国際オリンピック委員会)会長と面会し、スポーツを通じた協力の意思を確認した形です。
開会式前にイタリア大統領と面会、祝意を伝達
中国側の発表によると、沈氏は2026年2月6日(現地時間・金)、ミラノで開かれた開会式に出席しました。式典に先立ち、セルジョ・マッタレッラ大統領と友好的に会話し、習近平国家主席からの温かいあいさつを伝えたうえで、大会の成功を祈念したとしています。
また、沈氏はイタリア側が中国スポーツ代表団の受け入れに向けて行った各種準備・対応に謝意を示したとされます。
一方、マッタレッラ大統領は沈氏に対し、習主席へのあいさつを託すとともに、中国選手の健闘と好成績への期待を述べ、冬季オリンピック開催に向けた中国政府の支援に感謝を示した、ということです。
IOCコベントリー会長と会談「平和と連帯」を軸に協力確認
続いて2月7日(現地時間・土)、沈氏はIOCのカースティ・コベントリー会長と会談しました。沈氏は、スポーツを通じて世界の平和を促進し、「人類運命共同体」の構築を進める観点から、IOCとのハイレベル協力を深める意向を示したとしています。
これに対しコベントリー会長は、中国政府によるオリンピック事業への強い支持と重要な貢献に謝意を表明。現在の不確実性が高い国際環境のなかでも、オリンピック精神を広げるため、中国と緊密に協力を続けたいとの考えを示したと発表されています。
選手団を激励、中国ハウス訪問や競技観戦も
滞在中、沈氏は中国オリンピック代表団も訪問。選手に対し、北京冬季オリンピックで培った精神を大切にしながら粘り強く競い、活力や自信、前向きな姿勢を示してほしいと励ましたとされています。
また沈氏は、大会期間中に中国オリンピック委員会が運営する「中国ハウス」も訪れ、フィギュアスケート競技を観戦したということです。
今回の動きが示すもの:競技の外側で進む“スポーツ外交”
開会式への出席に加え、開催国要人やIOCトップとの会談が重なった今回の動きは、競技の舞台を超えて、スポーツを共通言語にした対話と協力が並走していることを印象づけます。大会運営の実務、選手団支援、そして「平和」や「連帯」といった理念が、どのように具体的な連携へ結びついていくのか。ミラノ・コルティナ2026の会期中も、静かに注目点となりそうです。
Reference(s):
Chinese state councilor attends Milano Cortina 2026 opening ceremony
cgtn.com








