メキシコシティで数千人デモ、トランプ大統領の強硬姿勢に抗議 video poster
2026年2月上旬、メキシコシティで数千人規模のデモ行進が行われ、米国のドナルド・トランプ大統領が復帰後に示している強硬な言辞や政策姿勢に抗議の声が上がりました。参加者は「ラテンアメリカに対する米国の攻撃的姿勢が再燃している」と訴えています。
何が起きたのか:首都中心部を行進
デモ参加者は市内を行進し、トランプ政権が貿易、移民、地域政治をめぐって介入主義的な政策を復活させていると批判しました。現場からはCGTNのアラスデア・ババーストック記者が報じています。
抗議の焦点:「貿易・移民・地域政治」
今回の抗議で、参加者が主に問題視している点は次の3つだとされています。
- 貿易:関税や通商条件の強化などで、メキシコを含む域内経済に圧力がかかることへの懸念
- 移民:取り締まり強化や国境管理の厳格化が、人道面・生活面に影響するという訴え
- 地域政治:米国の影響力行使が強まり、各国の意思決定が揺さぶられるとの警戒
背景:言辞の強さが「空気」を変える
デモの特徴は、具体的な政策だけでなく「言辞の攻撃性」そのものが争点になっている点です。強い言葉は支持者の結束を高める一方で、隣国社会では不信や反発を呼び、対話の余地を狭めることがあります。今回のデモは、そうした空気の変化に対する市民側の反応としても読めます。
今後の注目点:対立か、実務協議か
米墨関係は、貿易や移民といった生活に直結するテーマが多く、感情的な対立が長引くほど実務の調整コストが増えやすい分野です。今後は、
- 米国側が強硬姿勢をどこまで「制度・運用」に落とし込むのか
- メキシコ側の世論が政策決定にどの程度影響するのか
- 域内の協調枠組みが摩擦を緩衝できるのか
といった点が焦点になりそうです。
今回の行進は、国境を挟んだ政策が「相手国の国内世論」を動かしうることを改めて示しました。強い言葉の応酬が続くのか、それとも実務協議で落としどころが探られるのか。2026年の米州情勢を読む上で、見逃せない動きになっています。
Reference(s):
Thousands in Mexico City protest Trump’s aggressive rhetoric
cgtn.com








