FBI、ナンシー・ガスリーさん誘拐事件の容疑者映像を公開 video poster
米国で行方不明となっている84歳のナンシー・ガスリーさんをめぐり、FBIが新たな監視カメラ映像を公開しました。失踪から10日目の動きで、捜索の焦点が「玄関カメラを狙った人物」に移りつつあります。
何が起きたのか(2月1日からの捜索が続く)
当局によると、ナンシー・ガスリーさんは2026年2月1日に「跡形もなく消えたように」行方が分からなくなりました。FBIとピマ郡の法執行機関、そして家族は現在も、一般からの情報提供を求めています。
公開された映像:玄関のカメラに“手を加える”覆面の人物
今回公開されたのは、ガスリーさん宅のGoogle Nestカメラが捉えた画像です。映像には、玄関のドアカメラに何らかの操作をしているように見える人物が映っています。
- 顔を覆うマスク
- 手袋
- バックパック
- 銃のホルスターのように見える装備
当局は、この人物が武装しているように見える点を含め、重要な手がかりになり得るとみています。
FBIが「これまでアクセスできなかった新画像」と説明
FBI長官のカシュ・パテル氏は、現地時間の2026年2月10日(火)に声明を出し、「失踪当日の朝、玄関先のカメラに手を加えたように見える武装した人物」を示す、これまでアクセスできなかった新たな画像が見つかったと説明しました。
FBIは、ガスリーさんの発見につながる情報に対して5万ドルの報奨金を提示しています。
身代金メモは「未認証」──暗号資産の期限は経過
報道によると、事件の初期には、暗号資産(仮想通貨)での支払いを求める未認証の身代金メモが2通、ニュースメディアに届けられました。ただし、支払い期限として記載された締め切りは、すでに経過しています。
家族は複数の動画を通じて、連れ去った側に母親を返すよう訴え、支払いに応じる意向も示してきたとされています。
いま分かっている時系列(要点)
- 2月1日:ナンシー・ガスリーさんが行方不明に
- 捜索10日目:当局が監視映像(覆面・武装の可能性がある人物)を公開
- 2月10日(火):FBI長官が「新たにアクセス可能となった画像」と説明、報奨金5万ドルを提示
玄関カメラが“狙われる”という示唆
今回の公開映像が示すのは、単に「姿が映った」という事実だけではありません。玄関のカメラは、防犯の最後の砦である一方、加害側が先に無力化しようとする対象にもなり得ます。事件の全体像が解明されていない現時点では、映像の意味づけは今後の捜査で固まっていくことになりますが、「記録する装置」が事件の中心に置かれる展開は、いまの生活インフラと犯罪の関係を静かに浮かび上がらせています。
当局と家族は引き続き、ガスリーさんの所在につながる情報提供を求めています。
Reference(s):
FBI releases footage of suspect in Nancy Guthrie abduction case
cgtn.com








