ロシア、キューバ足止めの自国民を帰還へ 燃料危機で臨時便
キューバで深刻化する燃料不足の影響で帰国できないロシア人が出るなか、ロシアの航空会社アエロフロートが臨時便による帰還(リパトリエーション)を始めると発表しました。観光客の滞留が続く状況で、運航計画の「いつまで飛ぶのか」が具体的に示された点が注目されています。
何が起きた?アエロフロートが帰還便の運航日程を公表
アエロフロートは、キューバ国内の空港からモスクワへ向かう便を設定すると、同社のTelegramで明らかにしました。発表された運航予定は次の通りです。
- バラデロ→モスクワ:2月12日、14日、17日、19日、21日
- ハバナ→モスクワ:2月16日
また、これらの路線については、2月24日以降の後続便をキャンセルするとしています。旅行者側から見ると、帰国の選択肢が「当面はあるが、期限つき」で提示された形です。
滞在者は約4,800人とされる 大使館も調整
ロシア旅行業者協会の副会長アルトゥル・ムラディヤン氏は、キューバにはロシア人観光客が約4,800人残っていると述べたとされています。
在キューバ・ロシア大使館は、アエロフロートの現地代表部やキューバの航空当局と定期的に連絡を取り、ロシア国民の帰還を円滑に進めるために必要な対応を行っているとしています。
背景:キューバの燃料危機が航空にも波及
キューバは現在、急性の燃料危機に直面しているとされます。報道では、米国がカリブ海の島国向けに石油を輸出する国々へ圧力をかけていることが、燃料不足の要因になっていると伝えられています。
燃料不足は、発電や物流だけでなく、航空燃料の確保や空港運用にも影響しやすく、結果として国際線の運航計画が組みにくくなります。今回の「臨時便の設定」と「一定日以降のキャンセル」は、そうした不確実性が高まっていることも映す動きといえます。
今後の焦点:追加便は出るのか、情報更新のスピード
現時点で示されているのは、2月下旬までの限られた帰還枠です。今後の焦点は、燃料供給や現地空港運用の見通しがどこまで改善し、追加便や代替手段がどの程度用意されるかにあります。
旅行者や家族にとっては、航空会社の運航情報と大使館の案内が短いサイクルで更新され得る局面でもあります。今回の発表は、まずは「帰れる便が確保される見通し」が示された一方で、供給制約が続く限り、運航が流動的になり得ることも同時に示唆しています。
Reference(s):
Russia to repatriate citizens stranded in Cuba amid fuel crisis
cgtn.com








