米ミネソタ州セントポールで移民取締り中に多重事故 ICE追跡でけが人
米ミネソタ州セントポールで現地時間2026年2月11日、連邦当局による移民関連の作戦が発端となり、複数台が絡む交通事故が起きました。けが人が出ており、連邦の移民執行をめぐる地域社会の緊張も改めて浮き彫りになっています。
何が起きたのか:追跡の末に多重事故
セントポール警察によると、連邦捜査官が車両に乗った人物を追跡中、車が市内のカセドラル・ヒル地区で別の車両に衝突し、複数の車に事故が波及しました。
- 追跡されていた運転手と、別の運転手が入院
- いずれも命に別条のないけが
- 複数の住民の車が損傷したとされる
当局の説明:ICE車両も巻き込まれたと発表
米国土安全保障省(DHS)のトリシア・マクラフリン当局者は、移民・関税執行局(ICE)が「対象車両を停止させようとした」としたうえで、運転手が法執行を回避しようとして無謀運転に至り、ICE車両を含む複数車両に衝突したと、複数のメディアに説明しました。運転手はホンジュラスから米国に入国していたとされています。
なお、ICEは米国内で移民法執行などを担う連邦機関です。
市側の反応:市長は「住民の安全」を問題視
ミネソタ・パブリック・ラジオ(MPR)が伝えたところによると、セントポールのカオリー・ハー市長は声明で、ICEの継続的な活動が市内に混乱を生み、住民を危険にさらしているとの認識を示しました。
市長は今回の件について、作戦運用が無謀だったために入院者が出て、複数の住民の車が損傷したと述べ、ミネソタ州で展開されている連邦の移民取締りキャンペーン「Operation Metro Surge(オペレーション・メトロ・サージ)」の終了を求めたとされています。
いま注目される論点:取締りの実効性と公共の安全
今回の事故は、移民執行という政策目的と、現場での公共安全(追跡判断、手順、住民リスク)のバランスがどこで取られるのか、という問いを投げかけます。今後は、事故の詳しい経緯や追跡の適否、作戦の運用ルール、地域側との調整のあり方が焦点になりそうです。
Reference(s):
U.S. immigration operation ends in multi-car crash in Minnesota
cgtn.com








