オーストリア、滑走系で金へ イタリア五輪に“雪辱”の期待 video poster
アルペンの国として知られるオーストリアが、2026年のイタリアでの冬季オリンピックで「滑走系(スライディング)競技」に期待を寄せています。アルペンスキーのイメージが強い一方で、冬季大会を“圧倒”してきたとは言い切れない同国にとって、今年は流れを変えるチャンスになりそうです。
近年まれな規模で選手が出場、狙いはリュージュとスケルトン
報道によると、オーストリアはほぼ記録的な人数の選手が出場資格を得ており、ブックメーカーの予想を覆す「金メダル」を目標に掲げています。とくに勝負どころとして挙げられているのが、氷のコースを高速で滑り降りるリュージュやスケルトンといった滑走系競技です。
「滑走系」ってどんな競技?
- リュージュ:仰向けに寝た姿勢でソリを操り、氷のコースを滑走します。
- スケルトン:うつ伏せで頭を前にして滑走し、ライン取りと度胸が問われます。
いずれも、わずかな重心移動や角度の差がタイムに直結しやすく、コースへの順応が重要だとされています。
インスブルックの氷上コースが工事中、それでも「準備はできた」
今回の注目点は、オーストリア勢が国内の主要練習拠点を十分に使えない状況にあることです。インスブルックのアイストラックが工事中で、滑走系の選手たちは「自前の練習環境がない」状態で調整を進めてきたとされています。
それでも、代表クラスの選手は手応えを強調します。スケルトンのサミュエル・マイアー選手は、「この大会で自国が素晴らしい成績を残すことに疑いはない」と語ったと伝えられました。
また、リュージュのヴォルフガング・キンドル選手は、開催国について「イタリアには少しホームアドバンテージがある」としつつも、「でも自分たちは本当に良い準備ができたと思う」と述べています。
開催国の“慣れ”と、オーストリアの選手層—勝負のカギは?
氷上競技では、同じコースでも天候や氷の状態で感触が変わり、開催地での経験が結果に影響しやすいと言われます。キンドル選手が触れた「ホームアドバンテージ」は、そうした現実を踏まえた表現にも見えます。
一方で、オーストリアは今回、出場資格を得た選手数が多いとされ、選手層の厚さを背景に“メダルの取りこぼし”を減らせる可能性もあります。専用トラックを欠く期間があっても、調整方法の工夫やチーム全体の底上げで埋めてきたのか——本番では、その積み上げが数字として表れそうです。
ここからの注目ポイント(短く整理)
- 滑走系でのメダル争い:リュージュ、スケルトンで「金」を取れるか。
- 練習環境のハンデ:インスブルックの工事影響を、実戦でどう跳ね返すか。
- 開催国の強み:イタリア勢の“慣れ”に、ライン取りと駆け引きで対抗できるか。
アルペンの印象が強いオーストリアが、氷上の滑走競技で存在感を示せるのか。今大会は、同国の「得意分野」の輪郭が少し広がる瞬間になるかもしれません。
Reference(s):
Austria places hopes on sliding team to score gold at Olympics
cgtn.com








