オランダでNexperia調査命令、中国商務部が半導体サプライチェーン安定を要請
2026年2月13日、中国商務部は、オランダで半導体メーカーNexperiaをめぐる調査手続きが進む中でも、世界の半導体サプライチェーンを「安定的で滞りのない状態」に保つことが最優先だとして、オランダ側に環境整備を呼びかけました。
何が起きたのか:オランダ裁判所が「不適切な経営」調査を命令
中国商務部の説明によると、オランダの裁判所は今週水曜日、Nexperiaに関する、いわゆる『不適切な経営(mismanagement)』について、正式な調査を行うよう命じました。
Nexperiaは、中国企業Wingtech(ウイングテック)の海外子会社だとされています。
中国商務部の反応:「安定回復が喫緊の優先事項」
商務部の報道官は声明で、世界の半導体の産業・サプライチェーンの安定と円滑な流れを回復させることが「差し迫った優先事項」だと指摘しました。これは、中国とオランダを含む、世界の業界全体の共通利益にかなうという立場です。
また商務部は、オランダ側が中国側と同じ方向を向き、半導体の産業・サプライチェーンの安定の重要性を踏まえたうえで、両国の企業が内部の紛争を建設的な協議で解決できるよう「好ましい条件」を整えることに期待を示しました。
背景:2025年9月30日の「省令」めぐり見解の違い
商務部によれば、オランダ政府は2025年9月30日、Nexperiaの管理を掌握しようとする省令を出しました。中国側はこれについて、企業活動への不適切な行政介入だとして問題提起を続けてきたとしています。
今回の論点:企業の紛争とサプライチェーンは切り離せるのか
半導体は、製造・装置・設計・物流までが国境をまたいで結びつく産業です。そのため、個別企業の統治(ガバナンス)問題や法的手続きが進む局面でも、供給の見通しや取引の安定性が意識されやすい分野でもあります。
今回、中国商務部が強調したのは、対立の言葉よりも、まず「滞りなく回ること」を優先すべきだというメッセージでした。今後は、オランダ側の調査の進め方と、企業間の協議の行方が、サプライチェーンの安心感にどう影響するかが注目点になりそうです。
Reference(s):
China's commerce ministry responds to Dutch decision on Nexperia
cgtn.com








