イラン「制裁解除が議題なら核合意に用意」米国と来週ジュネーブ協議へ
イランのマジド・タフト=ラバンチ外務次官は、米国が制裁解除の協議に応じるなら、核開発計画に関する合意に向けて話し合う用意があると述べました。次の協議は、来週ジュネーブで行われる予定です。
何が起きた?――イラン側が「制裁解除」を条件に協議姿勢
BBCのインタビューでタフト=ラバンチ氏は、イランは核開発計画に関連する論点を議論する準備がある一方、米国の制裁緩和(解除)が同時に「議題に載る」ことが前提だと説明しました。
また、交渉の主導権については「ボールはアメリカ側にある。合意を望むなら、それを示さなければならない」と述べ、相互のコミットメントが必要だと強調しています。
発言のポイント――「一方だけが動く」形は受け入れない
タフト=ラバンチ氏の発言を整理すると、焦点は次の通りです。
- 核開発計画に関する協議には応じる用意がある
- ただし米国の制裁解除も同じテーブルで扱うことが条件
- 相手側も「自分たちの分」を実行する確約が必要
次はいつ、どこで?――来週ジュネーブで新たな交渉へ
スイス外務省は2月14日、米国とイランが来週ジュネーブで新たな交渉ラウンドを行う予定だと発表しました。今回の発言は、その直前のタイミングで伝えられた形です。
交渉の難所――ミサイル能力は「交渉対象外」と再確認
一方で、イラン側の別の高官は2月14日までに、同国のミサイル能力は「レッドライン(譲れない一線)であり、交渉の対象ではない」と改めて主張したとされています。最高指導者アリ・ハメネイ師の上級政治顧問アリ・シャムハニ氏の発言として伝えられました。
ただしシャムハニ氏は、テヘランとワシントンの協議は「現実主義に根ざし、過度な要求を避けるなら」、相互の利益を守りつつ前進し得るとも述べています。
地域の緊張にも言及――衝突は「誰にとっても悪い」
インタビューでは、中東で進む軍事的な増強と、潜在的な衝突の影響についても問われました。タフト=ラバンチ氏は、仮に紛争になれば「トラウマ的」であり「誰にとっても悪い」と語っています。
見えてきた構図――合意の「入口」は制裁解除、ただし論点は複数
今回の材料だけから見えるのは、イラン側が「核」と「制裁解除」をセットで扱う姿勢を前面に出し、交渉の条件を明確化している点です。来週のジュネーブ協議では、制裁解除をどの範囲で議題に載せるのか、また交渉対象から外すとされる論点がどこまで影響するのかが、静かな焦点になりそうです。
Reference(s):
Iran ready to make nuclear deal with U.S. if sanctions can be lifted
cgtn.com








