谷愛凌がビッグエア銀メダル 4年ぶり国際舞台で僅差の復帰劇【ミラノ・コルティナ冬季五輪】
ミラノ・コルティナ冬季五輪のフリースタイルスキー女子ビッグエアで、中国の連覇王者・谷愛凌(グー・アイリン)選手が銀メダルを獲得しました。北京2022での金メダル以来、同種目の国際主要大会から約4年ぶりとなる復帰戦で、優勝に1.75点差まで迫る内容が注目されています。
2月16日(現地時間)に銀メダル、優勝とは1.75点差
大会はイタリア・リヴィーニョのスノーパークで行われ、谷選手は179.00点で2位。優勝はカナダのメーガン・オールダム選手で、差はわずか1.75点でした。谷選手は北京2022の同種目金メダリストとして臨み、今回も表彰台を確保しました。
「一歩ずつ」——4年ぶりのビッグエアに慎重な入り
谷選手はレース後、「期待が低かったというより、4年ぶりのビッグエアだったので、一歩ずつ進めることを意識して、まずは滑って結果を見ようと思った」とコメント。久しぶりの実戦で“まとめ切る”姿勢が、僅差のメダルにつながった形です。
今大会2つ目の銀 スロープスタイルに続く表彰台
谷選手にとって、この銀メダルは今大会2つ目。先週のスロープスタイルでも2位に入り、安定してメダル圏に絡む戦いを続けています。中国代表団のメダル獲得にも厚みを加える結果となりました。
中国の旧正月初日に重なった“銀”——本人の言葉
谷選手は「今日は旧正月の元日で、辰年(※原文表現に基づく)を迎えた。みなさんが素晴らしい一年を過ごし、あらゆることがうまくいくよう願っている」とも語りました。競技の結果だけでなく、節目と重なった日の言葉として印象に残ります。
強風と大雪で1時間超の遅延 “待つ時間”も勝負の一部に
この日のリヴィーニョは強風と大雪の影響で、競技開始が1時間以上遅れました。ビッグエアは助走の感覚や空中姿勢が得点に直結しやすく、天候によるコンディション変化が選手の判断を難しくします。
今回のポイントを整理すると、次の通りです。
- 強風でスピードや踏切の感覚がズレやすい
- 降雪で視界と着地の情報量が落ちやすい
- 長い待機が集中力・身体の冷えに影響しやすい
そうした条件下でも、谷選手は大崩れせずに高得点をそろえ、僅差で銀に滑り込みました。
“4年の空白”が示すもの:復帰戦の難しさと、五輪の重み
ビッグエアは一瞬の完成度を競う種目で、特に五輪は試技の少なさや環境の不確実性が重なります。国際主要大会のビッグエアから4年離れていた選手が、いきなり優勝争いに絡む——その事実は、個の技術だけでなく、調整力と大舞台での心理的な強さも浮かび上がらせます。
残りの競技日程でも、天候・会場特性・コンディション管理が結果を左右しそうです。谷選手の次の滑りが、接戦の流れをどう変えるのか。静かに見守りたいところです。
Reference(s):
Gu Ailing earns big air silver at 2026 Winter Games after long absence
cgtn.com








