イラン・米国の核協議、第2回がジュネーブで終了 制裁解除が焦点
イランと米国による「間接」方式の核協議が、スイス・ジュネーブで2回目の交渉を終えました。合意の行方が見えにくい中で、制裁解除や地域の軍事的緊張も絡み、交渉の“次の一手”が注目されています。
第2回協議はジュネーブで開催、仲介はオマーン
イラン国営メディアによると、イランと米国の第2回の間接核協議はスイス・ジュネーブで終了しました。交渉はジュネーブ市内のオマーン大使館で行われ、オマーンの外相サイイド・バドル・ビン・ハマド・ビン・ハムード・アルブサイディ氏が仲介したとされています。
進展の有無は不明、会場の空気感もまだ見えず
現時点では、交渉がどの程度進んだのか、あるいは双方が会談の雰囲気をどう受け止めているのかについて、具体的な手がかりは示されていません。間接交渉という形式上、細部が表に出にくいことも、見通しを一層わかりにくくしています。
イラン側「制裁解除は合意の不可欠な一部」
交渉のさなか、イラン外務省のエスマイル・バガエイ報道官は国営メディアに対し、制裁解除は核問題に関するいかなる合意にとっても不可欠だと述べました。
また、イラン代表団は「誠意」をもって臨み、「完全に真剣で、結果志向だ」とし、時間がイランにとって「非常に重要で死活的」だとも言及。合意をまとめるためなら、数日どころか数週間ジュネーブに滞在する用意がある、という趣旨の発言も伝えられています。
米側はトランプ大統領が「間接的」関与、軍事プレゼンス拡大も
米国のドナルド・トランプ大統領は2月16日、ワシントンから交渉に「間接的に」関与すると述べたとされています。一方で、合意に至らない場合にイランが「結果」に直面すると改めて警告したとも報じられました。
また、交渉を前に米国が中東で軍事プレゼンスを増強したという情報も出ています。世界最大の軍艦とされる空母「USSジェラルド・R・フォード」を地域に派遣し、今後3週間以内に到着し得る、と報じられています。
ホルムズ海峡では軍事演習、戦略水路の一部を一時閉鎖
同時期に、イランはホルムズ海峡で軍事演習を実施。イランメディアが「ホルムズ海峡のスマート・コントロール」演習の一環と呼ぶ対応として、戦略的な水路の一部が数時間にわたり一時閉鎖されるとされています。
準公式のファルス通信は演習中の安全と航行確保が目的だと報じ、タスニム通信は複数の防御・攻撃用兵器を用い、指定目標を精密に破壊したと伝えました。
これまでの流れ:2月6日にマスカットで初会合、「良いスタート」も突破口は見えず
今回の協議は、2月6日にオマーンの首都マスカットで行われた初回の間接協議に続くものです。初会合について双方は「良いスタート」と表現した一方、主要論点では大きな隔たりが残り、目に見える突破口は示されませんでした。
いま焦点になりそうなポイント
- 制裁解除をどこまで、どの順番で扱うのか
- 「時間が重要」とするイランの問題意識が交渉日程にどう反映されるか
- 地域の軍事動向(米軍の展開、ホルムズ海峡の演習)が交渉環境に与える影響
合意の中身が見えないままでも、交渉の舞台(オマーン仲介・間接方式)と周辺の動き(軍事演習・展開)が同時進行している点は、今後のニュースを読み解くうえでの重要な手がかりになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








