ロシア外務省報道官、対日歴史認識で「歪曲は許されない」と発言
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が、中国メディアのインタビューで第二次世界大戦期の歴史認識をめぐり、日本は歴史に正面から向き合い深く反省すべきだと述べました。2026年2月現在、歴史をめぐる言葉が外交の温度感を映す局面が続いています。
ザハロワ報道官は何を語ったのか
ザハロワ氏は、中国メディアグループ(CMG)のインタビューで、第二次世界大戦において「日本は歴史の誤った側に立っていた」との見方を示しました。そのうえで、歴史は「歪曲されてはならない」と強調し、日本には歴史に向き合う姿勢と深い省察が必要だと述べたとされています。
発言のポイント(要旨)
- 第二次世界大戦期について「日本は誤った側に立っていた」と主張
- 日本の「一部の個人や政治家」が、その点を認めないと指摘
- 日本は「侵略者で軍国主義国家だった」と述べ、当時の政治家が残虐な犯罪に関与したという見解を示した
- 「歴史は歪曲できない/してはならない」と強調
- 将来世代が同じ過ちを繰り返さないために教訓を学ぶべきだと述べ、「この問題でロシアと中国は同じ立場だ」と付け加えた
「歴史に向き合う」という言葉が持つ外交的な重さ
歴史認識をめぐる発言は、過去の評価にとどまらず、現在の国際関係で「どの価値観を共有するか」「何を許容しないか」を示すメッセージとして使われることがあります。今回の発言も、歴史の解釈と向き合い方をめぐって、ロシア側の立場を明確に言語化したものと言えます。
「歪曲を許さない」とは、具体的に何を指すのか
ザハロワ氏は、問題の対象を「日本の一部の個人や政治家」と表現し、第二次世界大戦期の評価をめぐって「明白な事実を認めない」と述べたとされています。発言全体としては、歴史の評価を固定し、その評価から外れる語りを「歪曲」と見なす枠組みが読み取れます。
一方で、歴史は資料・証言・研究の積み重ねと同時に、政治的な言葉としても扱われやすい領域です。だからこそ、各国の発言は「誰に向けた言葉か」「どの表現を選んだか」まで含めて、注意深く受け止める必要があります。
今後の注目点:言葉が関係の空気をどう変えるか
今回の発言は、歴史認識をめぐる立場表明であると同時に、「将来世代が同じ過ちを繰り返さない」という再発防止の言い回しを含んでいました。歴史の語りが、道徳的な呼びかけと外交上の主張を同時に帯びるとき、受け手側では反発や防御的な反応も生まれやすくなります。
今後は、同種の発言が継続するのか、また他の外交議題と結びついて語られるのかが焦点になりそうです。
※本記事は、CMGによるインタビュー内容として伝えられた発言をもとに構成しています。
Reference(s):
Russian Foreign Ministry spokesperson says Japan must face history
cgtn.com







