ゼレンスキー氏「軍事面は建設的」も領土問題は進展なし 2月中の次回協議へ
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2026年2月20日(金)、ウクライナ・ロシア協議について「軍事面(軍事トラック)は建設的だ」と述べる一方、領土問題では「前向きな動きがない」と明らかにしました。停戦や安全保障に直結しうる論点が、いまも同じ速度では進んでいないことが浮き彫りになっています。
何が語られたのか:ポイントを整理
- ウクライナ・ロシア協議のうち、軍事面の協議は建設的だと評価
- 一方で、領土問題には前向きな進展がないと説明
- 次回の協議は2月中に開かれる見通し
- 捕虜交換(戦争捕虜の交換)について、数日内に次回の詳細合意を期待
「軍事トラックは建設的」——何を意味する?
ゼレンスキー大統領は、協議のうち軍事面のやり取りが「建設的」だと述べました。ここでいう軍事面とは、戦場での緊張管理や具体的な安全上の取り決めなど、比較的“実務”に寄りやすい領域を指していると受け止められます。
ただし、同じ協議の枠内でも、論点ごとに温度差が生まれることは珍しくありません。今回の発言は、全体が前進しているというより、進む分野と止まる分野が並走している構図を示しています。
領土問題は「前向きな動きなし」——交渉の“最後の難所”に
大統領は、領土問題について「前向きな動きがない」と表現しました。領土は、当事者の立場や国内世論、将来の安全保障像にも直結するため、合意のハードルが上がりやすいテーマです。
軍事面の実務協議が積み上がっても、領土のような根本論点が動かなければ、政治的な合意へはつながりにくい——今回のコメントは、その現実を静かに伝えています。
次回協議は2月中の見通し、捕虜交換は「数日内」に焦点
ゼレンスキー大統領は、次回の協議が2月中に実施される見通しだと述べました。発言は、記者らが参加するWhatsAppのグループで行われたとされています。
また、ウクライナ側は、ロシアとの次回の捕虜交換について、今後数日で詳細が合意されることを期待しているとも語りました。捕虜交換は、人道面での具体的な成果として注目されやすく、協議の“温度”を測る材料にもなり得ます。
いま注目される「2つのタイムライン」
今回の発言から、直近で確認したい時間軸は大きく2つです。
- 数日内:次回の捕虜交換の詳細が合意されるか
- 2月中:次回協議が予定通り開かれ、領土問題に何らかの変化が出るか
軍事面の“建設的”が具体的成果に結びつくのか、それとも領土問題の停滞が全体の前進を鈍らせるのか。2月後半の動きが、協議の現実味を映す鏡になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








