「火と福」の赤い馬が駆ける:2026年“午年”を彩る色と祈り video poster
2026年の「午年」を迎えた今、赤と紫が持つ意味を手がかりに、一枚の“跳ねる馬”の絵が静かに注目を集めています。
赤は「喜び」と「福」、紫は「精神性」と「吉兆」
中国文化では、赤は喜びや幸運を象徴する色として広く知られています。一方で、紫は精神性や、縁起のよい祝福をまとった色として語られます。
今回の作品の核にあるのは、こうした色のイメージを「説明」ではなく「筆致」で体感させることです。見る側は色を追ううちに、祝祭の温度や、願いの輪郭に触れるような感覚を覚えます。
炎のような筆致で立ち上がる「真紅の馬」
作品に描かれるのは、平原を跳び越えるように躍動する真紅の馬。中国の美術教師である欒士通(Luan Shitong)が、恐れを知らない精神を、太く大胆で“火”を思わせるストロークで立ち上げています。
馬は後ろ脚で大地を蹴り、前脚を高く掲げる。その姿は、単なる干支のモチーフというより、次の季節へ踏み出す瞬間の「決意」にも見えます。
「午年」の入口で、なぜ“馬”が効いてくるのか
午年は、スピード、前進、勢いといった連想と結びつきやすい干支です。とはいえ、勢いは時に不安も連れてきます。だからこそ、作品が添える色の意味――赤の明るさ、紫の落ち着き――が効いてきます。
- 赤:祝福や生命力を、前へ進む推進力に変える
- 紫:高揚を整え、心の芯を静かに保つ
- 跳ねる馬:不確実さを越える「一歩」を視覚化する
“明るい地平線”という言葉が残す余韻
作品タイトルの趣旨として示されるのは「明るく希望のある一年」への願いです。日々のニュースが揺れやすい時代ほど、こうした短い言葉は、気休めというより気持ちの置き場として機能します。
赤い馬が跳ぶのは、楽観のためというより、「それでも前へ行く」ため。2026年の入口に立つ私たちに、そんな読み方を促してくれる一枚と言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








