スーダン、RSF司令官受け入れのウガンダを非難 ムセベニ大統領面会で波紋
2026年2月下旬、スーダン外務省は、ウガンダが「即応支援部隊(RSF)」司令官のモハメド・ハムダン・ダガロ氏を受け入れ、ヨウェリ・ムセベニ大統領が面会したことを強く非難しました。スーダン側は、地域外交の枠組みとも関わる動きとして「懸念が深い」としています。
何が起きたのか:エンテベでの大統領面会
スーダン外務省の説明によると、ムセベニ大統領は金曜日、ウガンダのエンテベにある大統領府(ステートハウス)でダガロ氏と面会しました。これは、ダガロ氏にとって「数か月ぶりの公の場での姿」になったとされています。
スーダン外務省の反発:「前例のない動き」
外務省は日曜日に出した声明で、ウガンダ側の対応を「前例のない(unprecedented)動き」と表現し、スーダンの人々だけでなく「人類全体への侮辱だ」と強い言葉で批判しました。
声明は、紛争の勃発以降、ダガロ氏とRSFが広範な残虐行為に関与してきたと主張。殺害などの深刻な侵害が国際社会によって記録されている、としています。
地域機構の「義務」との整合性を問題視
スーダン外務省は、今回の受け入れがスーダン民間人の苦しみを軽視するものであり、アフリカ連合(AU)や政府間開発機構(IGAD)といった地域的枠組みの「義務」に反すると訴えました。AUやIGADはスーダンでの暴力を非難してきた、とも述べています。
ウガンダの主権は認めつつ、「政策転換の兆し」への懸念
声明は、ウガンダには外交関係をどう結び、誰を受け入れるかを決める主権がある点を認めています。一方で、今回の動きがカンパラ(ウガンダ側)の紛争への姿勢の変化を示す可能性があるとして、「深い懸念」を表明しました。
スーダン側は、ウガンダに対しダガロ氏から距離を置くよう求め、さらにウガンダ領が「追加の暴力をあおる」形で利用されないよう求めたとしています。
いま焦点になるポイント
- 地域外交(AU・IGAD)の枠組みの中で、各国が誰と会うかが持つ政治的な意味
- 紛争当事者の国際的な移動・面会が、停戦や人道状況の議論に与える影響
- 「数か月ぶりの公の場」とされたダガロ氏の再登場が、今後の交渉環境に与える波紋
今回の非難は、戦闘そのものだけでなく、周辺国の関与のあり方が紛争の先行きを左右し得ることを改めて浮き彫りにしています。
Reference(s):
Sudan condemns Uganda over Museveni's meeting with RSF leader
cgtn.com








