ウェルシュ・オープンで常冰玉が衝撃の4連続センチュリー、マーフィーに4-0
スヌーカーの国際ツアー「World Snooker Tour(WST)」のウェルシュ・オープンで、23歳の常冰玉(中国)がショーン・マーフィー(イングランド)を4-0で下し、4フレーム連続のセンチュリーブレーク(100点超え)という希少記録を打ち立てました。短期決戦で“完璧に近い4フレーム”が揃ったことが、今大会の大きな話題になっています。
試合は何が「衝撃」だったのか
現地時間2026年2月24日(火)、ウェールズのランドゥドノで行われた一戦で、常は2005年世界王者のマーフィーを寄せ付けない展開を作りました。4フレームを連取し、スコアは4-0。いずれのフレームも一度主導権を握ると、そのまま取り切るような流れが目立ちました。
- 常冰玉のブレーク:130、136、119、130
- 形式:ベスト・オブ・7(先に4フレーム取った側が勝利)
- 記録:4フレーム連続センチュリーは史上9人目
センチュリーブレーク4連発の重み
センチュリーブレークは、1回の取り番(テーブルに立っている間)で100点以上を積み上げる高難度のプレーです。しかも今回は「連続フレーム」で達成しています。ベスト・オブ・7は流れの揺れ戻しも起きやすい一方、ミスの代償も大きい短期決戦です。その中で4フレームすべてを“100点超えで締める”のは、攻撃力だけでなく集中力の持続を強く印象づけます。
称賛の声:解説者と敗者がそろって拍手
BBC Sportの試合分析役として現場で見届けた女子世界王者(通算12回)リアン・エヴァンスは、「目撃できて本当に素晴らしい」と賛辞を送りました。
また、敗れたマーフィーも「ベスト・オブ・7で見た中で最高のパフォーマンス」と称え、「もし相手がロニー・オサリバンやジャド・トランプならニュースになっている」とまで表現しています。結果以上に、内容の完成度が語られた試合でした。
次戦の相手は地元ウェールズのジャクソン・ペイジ
常は次戦で、ウェールズのジャクソン・ペイジと対戦します。勢いを保てるか、それとも相手が“流れを切る”展開を作るのか。短期決戦らしい駆け引きが注目点になりそうです。
同日の他試合:中国勢が各所で勝ち上がり
この日の他の試合でも、中国勢の存在感が目立ちました。中国勢同士の対戦では、肖国栋が龍沢煌に4-3で競り勝ち、趙心童は范争一との最終フレームまでもつれる攻防を制して勝利。さらに、周躍龍がアレクサンダー・ウルセンバッハー(スイス)に4-0、張安達がミッチェル・マン(イングランド)に4-2で勝ち上がっています。
「一夜の出来事」で終わらないかが、次の焦点
センチュリーを重ねる試合は時に“出来すぎ”にも見えますが、相手は実績ある元世界王者で、舞台もWSTの公式戦です。派手さよりも、淡々と積み上がった4本の数字が、現在のツアーが求める精度の高さを静かに示しています。次戦で同じテンポを再現できるかどうかが、常にとっても大会にとっても大きな見どころになりそうです。
Reference(s):
Chang Bingyu stuns Murphy with four straight centuries at Welsh Open
cgtn.com








