トランプ氏、イラン協議に「不満」 オマーンは濃縮ウラン備蓄停止で進展主張
米国とイランの協議をめぐり、オマーンの仲介者が「突破口」とする進展を示す一方で、ドナルド・トランプ米大統領は金曜日、「進捗に満足していない」と述べました。地域の緊張が高まるなか、各国で退避の動きも出ています。
トランプ氏「必要なものを提示していない」
トランプ大統領は金曜日、イランとの交渉について「彼らが、こちらが必要とするものを提示する意思がないことに満足していない。だから、うれしくはない」と述べました。
また、武力行使は望まないとしつつも、「時にはそうしなければならない」とも語り、情勢次第では強硬な選択肢が視野に入る可能性をにじませました。
オマーン外相は「突破口」 濃縮ウランの備蓄をしない合意と説明
仲介役を担うオマーンのサイード・バドル外相は、米国との協議の中で、イランが濃縮ウランを備蓄しないことに合意したと述べ、これを「突破口」と表現しました。
濃縮ウランは、濃縮度や保有量、保管・監視のあり方によって安全保障上の懸念が生じ得る材料です。今回の説明が事実であれば、焦点の一つが「備蓄」に置かれていることになりますが、合意の範囲や検証方法など、具体像はなお不透明です。
「大きな成果」でも消えない軍事衝突リスク
オマーン側が「大きな成果」を強調する一方、地域では軍事行動のリスクが高まっているとの見方も出ています。
- 米国は、イスラエルに駐在する大使館職員に対し、できるだけ早く出国するよう求めました。
- 中国、ポーランド、ギリシャ、オランダなど複数の国が、対立激化の可能性を踏まえ、イランからの退避を自国民に呼びかけています。
外交交渉の「前進」と、現地の「リスク上昇」が同時に語られる状況は、当事者間の見立てや優先順位が一致していない可能性も示します。
マルコ・ルビオ米国務長官が来週前半にイスラエルへ
米国務省のトミー・ピゴット報道官によると、マルコ・ルビオ国務長官は来週前半にイスラエルを訪問し、イラン問題や地域の他の課題について協議する予定です。
交渉の行方は、合意内容の具体化だけでなく、地域の安全環境や各国の退避判断にも影響し得ます。今後、当事者の発言のトーンがどう変化するのか、仲介国がどこまで具体的な枠組みを提示できるのかが焦点になりそうです。
Reference(s):
Trump 'not happy' with Iran talks despite mediator's claim of progress
cgtn.com








