専門家「米国が今回の対イラン攻撃でより主導的役割」リスクは拡大
米国が「支援役」から一歩踏み込み、対イラン攻撃でより直接的に関与している――。2026年2月28日現在、こうした見立てが広がる中、米国の政治学者が今回の動きを「より積極的で主導的」と分析しています。
専門家が指摘した「これまでとの違い」
米クリストファー・ニューポート大学の政治学准教授、孫太一(Sun Taiyi)氏は、中国国際テレビ(CGTN)のインタビューで、「今回の一連の攻撃(round of strikes)では、米国がこれまでの局面よりも直接的かつ積極的な役割を果たしているように見える」と述べました。
トランプ大統領の発言が示す「作戦面での前面化」
孫氏によると、ドナルド・トランプ米大統領が「米国がイランに対する攻撃を実施した」と公に述べたことで、米国がイスラエルに対し兵站(へいたん)面や政治面の支援にとどまらず、作戦上の主導的役割を担っている可能性が示された、ということです。
「間接支援」から「能動的参加」へ──緊張のかたちが変わる
孫氏は、この変化によって、これまでの「間接的な後ろ盾」という構図から「能動的な参加」へと力学が移り、対立の賭け金(st akes)が上がると指摘します。あわせて、より広い地域へ波及するエスカレーションのリスクも高まる、としています。
今後の焦点:発言と行動の距離、波及の連鎖
今回のポイントは、軍事行動そのものだけでなく、指導者の公の発言が「関与の度合い」をどのように見せ、相手側や周辺国・地域の判断にどう影響するかにあります。今後の焦点としては、次のような点が挙げられます。
- 米国の関与が「支援」なのか「主導」なのか、どこまで明確化されるか
- 対立当事者の反応が連鎖し、緊張が段階的に高まるのか
- 地域全体の安全保障環境がどう変化するか
孫氏の分析は、同じ「攻撃」という言葉でも、誰が前に出るかで情勢の読み方が変わることを示しています。今回の局面は、発言・作戦・同盟関係が一体となって、次の展開を形づくる局面になりそうです。
Reference(s):
Expert: U.S. plays 'more assertive role' in this round of strikes
cgtn.com








