「交渉中の攻撃は2度目」イラン記者が語る米・イスラエル攻撃と国内状況
交渉が進むさなかに攻撃が起きた――。2026年2月28日時点で伝えられているCGTNのインタビューで、イランの政治・国際問題ジャーナリストのメフディ・ラティフィ氏は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃を強く非難し、「交渉の最中に攻撃されたのは2度目だ」と述べました。
何が語られたのか:「交渉中に攻撃」への強い反発
ラティフィ氏は、今回の攻撃について「確実に事前に計画されていた」との見方を示し、結果として「広範な不信を生むだけだ」と指摘しました。交渉の場と軍事行動が同時進行する構図そのものが、当事者間の信頼を揺らがせる、という問題意識がにじみます。
イラン国内の空気:外出を控え、抗議は見られないという
ラティフィ氏によると、現地では現在の状況を受けて人々が屋内にとどまる傾向が強く、世論は「ほぼ全面的に米国とイスラエルに反対」だといいます。
一方で、抗議活動やデモは起きておらず、「市民の協力もあって状況は概ね管理されている」と述べました。緊張感が高まる局面でも、街頭の大きな混乱が必ずしも表面化しない、という描写です。
被害と“未確認情報”:限定的な攻撃、サイバー攻撃のうわさ
攻撃の影響についてラティフィ氏は、イラン国内の複数の都市の一部地域で「限定的な攻撃」があったと説明しました。公式発表としては「現時点で高位の当局者に被害は出ていない」とされています。
また、サイバー攻撃のうわさも出ているものの、同氏は「これまでのところ確認されていない」と語っています。緊迫時には未確認情報が増えやすく、確定情報と推測が混ざりやすい点が改めて浮かびます。
地域への波及:米軍基地への攻撃に言及
ラティフィ氏は、イランが中東や周辺国にある「米国の基地の大半を標的にした」と述べました。衝突が当事国間にとどまらず、周辺地域の安全保障にも影響しうる構図が示唆されます。
今後の見通し:「数日・数夜で激化」一方、「長期の大戦争はない」との見立て
同氏は、今後「数日から数夜で状況は確実に激化する」とし、攻撃がより広範になれば緊張はさらに高まるとの見方を示しました。
ただし同時に、衝突の規模感を踏まえると「長期にわたる深刻な戦争は目撃しないだろう」とも述べています。短期的なエスカレーションの可能性と、長期戦への移行には慎重な見方が併存している形です。
ポイント(発言から読み取れる論点)
- 交渉中の攻撃が「2度目」という指摘が、不信の連鎖を強める懸念につながっている
- 国内は外出自粛ムードが強い一方、抗議・デモは起きていないという
- 限定的攻撃、要人被害なし(公式発表)、サイバー攻撃は未確認という整理
- 今後は激化が見込まれるが、「長期の大戦争」には否定的な見立てもある
Reference(s):
Iranian journalist tells CGTN: U.S., Israel hit Iran during talks – again
cgtn.com








