イラン暫定指導評議会にアリレザ・アラフィ氏を選出、憲法111条に基づく体制継続
イランの国営通信IRNAは2026年3月1日、同国の公益判別会議がアリレザ・アラフィ氏を「暫定指導評議会(interim leadership council)」のメンバーに選んだと報じました。最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の死亡を受け、国家運営を途切れさせないための手続きだと説明されています。
何が起きたのか:暫定指導評議会の構成が明確に
IRNAによると、今回の選出はイラン憲法111条に沿ったものです。同条は、暫定指導の枠組みに「護憲評議会の法学者(jurist)」が加わることを求めており、公益判別会議の報道官セイエド・モフセン・デフナビ氏は、アラフィ氏がその要件に対応する人選だと述べたとされています。
暫定指導評議会のメンバー(IRNA報道)
- イラン大統領:マスード・ペゼシュキアン氏
- 司法府長官:ゴラームホセイン・モフセニ=エジェイ氏
- アリレザ・アラフィ氏(護憲評議会の法学者枠)
背景:最高指導者死亡後の「空白」を埋める手続き
IRNAが引用した説明によれば、アラフィ氏は、指導部の継続性を確保しつつ、イランの専門家会議(Assembly of Experts)が「できるだけ早く」常任の指導者を選ぶまでの間、国家運営が中断しないようにする役割を担うとされています。
直前の展開:米国・イスラエルの攻撃とイランの報復
報道によると、イランは2月28日(現地時間)に米国とイスラエルから大規模な攻撃を受け、その中で最高指導者ハメネイ師が死亡したと発表しました。これを受けて、イランは中東各地でイスラエルおよび米国の標的に対する報復攻撃を行ったとされています。
今後の注目点:常任指導者選出までの「短い時間」をどう乗り切るか
今回の動きは、憲法上の要件を満たした暫定体制を整え、常任指導者の選出プロセスへつなぐための措置として位置づけられています。緊迫した安全保障環境の中で、暫定指導評議会がどのように国家の意思決定を維持し、専門家会議による次の選出へ橋渡しするのかが焦点になりそうです。
Reference(s):
Iran selects Alireza Arafi as interim leadership council member
cgtn.com








