UAE、ADXとDFMを月火休場に アブダビ・ドバイ攻撃で取引停止
UAE(アラブ首長国連邦)の証券市場が、2026年3月2日(月)と3日(火)に取引を停止します。安全保障上の緊張が高まる中での市場運営判断は、投資家心理や資金繰りにも影響し得るため、短期でも見過ごしにくい動きです。
何が発表されたのか
UAEの資本市場当局(Capital Market Authority)は本日2026年3月1日(日)、声明で、アブダビ証券取引所(ADX)とドバイ金融市場(DFM)の売買を、月曜日と火曜日に停止すると発表しました。
- 対象:ADX(Abu Dhabi Securities Exchange)、DFM(Dubai Financial Market)
- 措置:取引停止(休場)
- 期間:2026年3月2日(月)、3月3日(火)
休場の背景:攻撃と報復の連鎖
発表によると、今回の休場は、イランがアブダビとドバイを攻撃した状況の中で行われます。攻撃は、米国およびイスラエルによるイランへの攻撃への報復として行われたとされています。
市場は「通常の価格形成(売り手と買い手の合意で価格が決まること)」が働きにくくなる局面では、急激な値動きや混乱を避けるために、取引停止という選択が取られることがあります。
投資家・企業に起きること(短く整理)
- 売買が成立しない:休場中は株式などの注文を出しても約定しません。
- 価格が「止まる」:ニュースが続いても、市場での値付けは再開まで反映されにくくなります。
- 資金需要の読み替え:短期の資金繰りやリスク管理(ポジション調整)の計画を見直す動きが出やすくなります。
今後の焦点:再開時に何が注目されるか
今回の発表は「月曜・火曜の停止」までが示されており、再開のタイミングや条件の詳細は、当局や取引所からの続報が焦点になります。再開局面では、①追加の安全保障上の動き、②関連する声明の内容、③投資家のリスク姿勢の変化が、初期の値動きや出来高(取引量)に影響しやすいポイントになりそうです。
中東情勢は市場の外側で起きた出来事が、金融の現場に一気に波及します。今回の休場は、その接点が「制度判断」として表に出た事例と言えます。
Reference(s):
UAE announces market closure for ADX and DFM on Monday and Tuesday
cgtn.com








