イラン衝突、米作戦継続と報復拡大 ホルムズ海峡で船舶攻撃も
中東情勢が一段と緊迫しています。米国のイランでの作戦継続発言に対し、イラン側は自衛権を掲げて反撃を続けており、ホルムズ海峡周辺の船舶被害や原油価格の上昇も重なって、影響が軍事と経済の両面に広がり始めています。
いま分かっていること(2026年3月1日時点)
- 米国:ドナルド・トランプ大統領は、イランでの作戦で米軍関係者3人が死亡したことに触れ、今後さらに米国側の死者が出る可能性があると述べました。戦闘作戦は継続するとも語っています。
- イラン:セイエド・アッバス・アラグチ外相は(現地時間)日曜日、イランには自国を守るあらゆる権利があるとし、戦いを続ける考えを示しました。革命防衛隊(IRGC)は、米国・イスラエルの攻撃を受けた後として、中東の米軍基地への攻撃を継続しているとされています。
- レバノンからのロケット:イスラエル国防軍(IDF)によると、数か月ぶりにレバノンからロケットが発射され、イスラエル北部でサイレンが鳴ったとのことです。発射は月曜早朝とされています。
- ホルムズ海峡周辺:ホルムズ海峡近くで少なくとも3隻の船が攻撃されたとされ、中東の混乱を背景に原油価格が上昇しています。
- 英国:キーア・スターマー首相は、イランのミサイル関連拠点に対する防衛目的の攻撃として、米国の要請に応じて英国の軍事基地使用に合意したとされています。
焦点は「作戦の継続」と「報復の連鎖」
今回の断片的な情報から浮かぶ軸は二つです。一つは、米国側が作戦継続の姿勢を明確にしていること。もう一つは、イラン側が自衛権を強調しながら、中東の米軍基地への攻撃を続けているとされる点です。
この構図では、どちらかが手を緩めない限り、衝突が局地的な応酬から、周辺地域を巻き込む形へ拡大しやすくなります。レバノンからのロケット発射が再開したとされることも、緊張が複数の地点ににじみ出ているサインとして受け止められています。
ホルムズ海峡のリスクが、原油高として現れ始めた
ホルムズ海峡は主要な海上輸送路の一つで、ここでの船舶への攻撃が報じられるだけでも、保険料や運航コストの上昇、供給不安の連想につながります。少なくとも3隻が攻撃されたという情報と原油高が同時に語られているのは、軍事リスクが市場心理に直結しやすい局面に入っていることを示します。
英国基地の使用合意が示すもの
英国側が米国の要請に基づき基地使用に合意したとされる点は、衝突の枠組みが二国間にとどまらず、同盟国の関与を伴う形になり得ることを示唆します。一方で、目的が防衛だと位置づけられていることは、拡大抑止と正当化の両面を意識した表現とも読めます。
今後数日で注目されるポイント
- 軍事面:米軍の作戦がどの範囲まで続くのか、IRGCによる攻撃がどの地域に及ぶのか。
- 周辺地域:レバノン方面のロケット発射が一過性か、継続的な動きになるのか。
- 海上安全:ホルムズ海峡周辺での船舶被害が追加で報じられるか、各国の警戒や航路変更が進むか。
- 経済面:原油価格の上昇が一時的な反応で収まるのか、物流・物価に波及するのか。
現時点では、軍事的な応酬が続く一方で、海上輸送とエネルギー価格という日常に近い部分にも影響が見え始めています。続報では、攻撃の範囲と各国の関与の度合いが、緊張の次の段階を左右しそうです。
Reference(s):
cgtn.com








