3月3日、ブラッドムーン皆既月食へ 約58分の“赤い月”
いよいよ明日(3月3日)、夜空が少し特別な色に変わります。北米、オーストラリア、東アジアの広い範囲で、月が赤く見える「ブラッドムーン」の皆既月食が観測される見込みです。皆既(完全に欠ける)状態は約58分続くとされています。
3月3日に起きるのは「皆既月食」—地球が“光”を遮る
皆既月食は、太陽—地球—月が一直線に並び、地球が太陽光を遮って月面に直接の光が届かなくなる現象です。北京天文館の専門家・寇文(こう・ぶん)氏は、中国メディアグループ(CMG)のインタビューで、こうした整列(アラインメント)は頻繁には起きないため、天文ファンにとって見どころの大きいイベントだと説明しています。
なぜ赤く見える?「大気」がつくるブラッドムーン
欠けるのに、月が消えずに赤く光る——その“逆説”がブラッドムーンの面白さです。寇氏によると、太陽光が地球の厚い大気を通過する際、波長の短い光は散乱しやすく、波長の長い赤い光は曲げられて月の方向へ届きます。その結果、皆既中の月は赤、オレンジ、青銅色(ブロンズ)のような色合いで輝いて見えることがあるとされています。
今回は「見える人が多い」皆既月食—40%超が一部でも観測可能
Time and Dateの推計では、世界人口の40%以上、30億人を超える人々が、この月食を少なくとも一部は見られるとされています。地域によって見え方は異なるものの、北米、オーストラリア、東アジアが“夜空の主役”を共有する一夜になりそうです。
次の「皆既月食」まで少し間が空く
この現象が注目される理由は、珍しさだけではありません。今回の皆既月食は、地球上のどこかで見える皆既月食としては、次が2028〜2029年の年末年始の時期までないとされています。「たまたま起きる」天文現象が、カレンダーの中に小さな節目を作っていく——そんな感覚も、皆既月食が記憶に残る理由の一つかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








