米議会で元ICE弁護士が証言:採用訓練は「欠陥」、DHSは「虚偽」 video poster
米国の移民当局をめぐり、採用・訓練のあり方そのものが問われる証言が出ています。元米移民・関税執行局(ICE)の弁護士が今週、議会で「採用訓練システムは根本的に欠陥がある」「国土安全保障省(DHS)は米国民に虚偽を伝えている」と述べたとされています。
何があったのか(2026年3月時点)
証言したのは、ICEで弁護士として勤務していた経験を持つライアン・シュワンク氏です。報道によれば、シュワンク氏は今週の議会で、ICEの募集・訓練の仕組みについて根本的な問題があると指摘し、さらにDHSの対外説明は米国民に対して正確ではないという趣旨の主張を行いました。
証言で示されたポイント
断片的に伝えられている内容から、主張の軸は大きく2つです。
- ICEの採用・訓練システムが「flawed(欠陥がある)」という評価
- DHSが米国民に「lying(虚偽)」を伝えている、という厳しい指摘
ここで重要なのは、単なる現場のミスの話ではなく、採用から訓練までの設計と、それをどう説明してきたかが同時に問われている点です。
そもそもDHSとICEとは
DHS(国土安全保障省)は、国内の安全保障や危機対応などに関わる米国の省庁の一つです。ICE(米移民・関税執行局)は、その下で移民法執行などに関わる機関として知られます。
今回の証言は、そうした組織の中でも人材をどう集め、どう育てるのかという基盤に踏み込むものとして注目されています。
なぜ今、注目されるのか
採用・訓練の仕組みは、現場の判断や組織文化に直結します。仮に訓練が不十分だったり、制度設計が歪んでいたりすれば、現場での運用や市民対応にも影響が出かねません。
さらに、DHSの説明が虚偽だという主張が事実関係の争点になると、行政の説明責任や、議会による監督のあり方にも波及します。
今後の焦点:検証と制度の立て直し
今後の焦点は、次のような点に集まりそうです。
- 採用・訓練システムのどこが「欠陥」だとされているのか(具体像の整理)
- DHSの対外説明のどの部分が「虚偽」だというのか(説明の検証)
- 制度を改める場合、何を優先して設計し直すのか(再発防止の道筋)
移民行政は、法律・人権・治安・政治が交差しやすい領域です。だからこそ、現場の運用を支える訓練と、組織としての説明の正確さが、静かに、しかし重く問われています。
Reference(s):
cgtn.com







