ホルムズ海峡で船員少なくとも6人死亡 IMOが「標的にするな」と警鐘
ホルムズ海峡で起きた船舶への攻撃をめぐり、船員の犠牲が少なくとも6人にのぼることが確認されました。国際海事機関(IMO)のアルセニオ・ドミンゲス事務局長は2026年3月6日、船員は「決して標的にされてはならない」と強い懸念を示しています。
何が起きたのか:1日のうちに複数の死傷報告
IMOによると、ホルムズ海峡で同日発生した「船舶への致命的な攻撃」により、少なくとも船員4人が死亡し、3人が重傷を負いました。
また、同地域ではこれに先立ち、別の事案として船員2人の死亡と1人の行方不明が報じられていました。これらを踏まえ、最近の緊張に関連して確認されている死亡者は少なくとも6人となります。
IMO事務局長の声明:「受け入れがたく、持続不可能」
ドミンゲス事務局長は、3月6日の攻撃について「警戒し、深く悲しんでいる」と述べ、遺族や影響を受けた人々、そして損失を悼む世界の海事コミュニティに思いを寄せました。
さらに、湾岸では約2万人の船員が依然として船上で立ち往生しており、リスクの高い環境と強い心理的圧力の下で業務にあたっているとも警告しています。
焦点は「船員の保護」と「航行の自由」
声明では、関係するすべての当事者に対し、国際法に基づき、次の点を確保するための必要な措置を取るよう求めました。
- 船員の保護(権利と福利厚生を含む)
- 航行の自由の確保
現場の詳細が錯綜しやすい状況でも、「船員を危険にさらさない」ことと、海上交通の基本原則を守ることが同時に問われている形です。
数字が示す、海の現場の切迫感
今回の発表で印象的なのは、死傷者数だけでなく「湾岸に約2万人が立ち往生している」という指摘です。緊張が高まる海域では、事故や攻撃そのものに加え、長期化する不安や疲労が判断や安全運航に影響するリスクも積み上がっていきます。
IMOが「受け入れがたく、持続不可能」と表現した背景には、海上物流を支える労働の“見えにくい負荷”が、限界に近づいているという問題意識もにじみます。
Reference(s):
At least 6 seafarers killed amid rising tensions in Strait of Hormuz
cgtn.com








