バーレーンBapcoが不可抗力を宣言 製油所攻撃で操業に影響
2026年3月9日、バーレーンの国営石油会社Bapco Energiesが、地域紛争の継続と製油所への攻撃を受け、操業について「不可抗力(フォース・マジュール)」を宣言したと国営のバーレーン通信が報じました。エネルギー供給の不確実性が高まるなか、同社は「国内需要には影響しない」と説明しています。
何が起きたのか:Bapcoが「不可抗力(フォース・マジュール)」を宣言
バーレーン通信によると、統合エネルギー企業のBapco Energiesは、進行中の地域紛争と、製油所が攻撃を受けたことを理由に不可抗力を宣言しました。不可抗力とは、当事者のコントロールを超える事態(紛争や災害など)により契約上の履行が困難になった場合に、義務の一部を免除・延期するために用いられることがある枠組みです。
一方で同社は、バーレーン国内向けの需要は影響を受けず、国内市場の必要量は「完全に確保されている」としています。
負傷者の状況:シトラ地区で民間人32人が負傷
バーレーン保健省は、3月9日未明にシトラ地区で発生したイランのドローン攻撃により、民間人32人が負傷し、このうち4人が重傷だと確認したと報じられています。
- 負傷者は全員がバーレーン国民
- 17歳の少女:頭部と眼に大きな負傷
- 7歳と8歳の子ども:下肢に重い負傷
- 最年少は生後2か月の乳児
攻撃がエネルギー施設だけでなく生活圏にも影響しうる点は、地域の緊張が「数字」ではなく「日常の安全」に直結していることを示します。
別地点でも火災:マアメールの施設で物的被害
バーレーンの国家通信センターは同日、マアメール(Maameer)の施設がイランの攻撃対象となり火災が発生したと発表しました。被害は物的損害にとどまり、死傷者は報告されていないとされています。
防衛当局の発表:2月28日の戦闘開始以来の迎撃数
バーレーン国防軍総司令部の発表として、敵対行為が始まった2月28日以降に破壊した対象は次の通りだと報じられています。
- 弾道ミサイル:95発
- 無人航空機(UAV):164機
いま注目されるポイント:供給の「確保」と操業リスクの「同時進行」
今回の焦点は、Bapcoが国内需要の確保を強調する一方で、不可抗力の宣言が示すように操業や契約履行に不確実性が生じている点です。復旧の進み方や安全確保の状況が、今後の供給体制の見通しを左右しそうです。
Reference(s):
Bahrain's oil company Bapco declares force majeure following explosion
cgtn.com








