元AU委員長がマッキー・サル氏支持、国連事務総長レースに追い風
国際ニュース:国連事務総長選びをめぐり、セネガルの元大統領マッキー・サル氏の動きに、アフリカ連合(AU)側から目立つ後押しが加わりました。
何が起きた? 元AU委員長が「公に支持」
セネガルの元大統領マッキー・サル氏が、次期国連事務総長を目指す取り組みで追い風を得ています。元アフリカ連合委員会(AU Commission)委員長のムーサ・ファキ・マハマト氏が、サル氏の立候補を公に支持したためです。
マハマト氏は、国際情勢が難しい局面にある中で、サル氏には国連を導くのに必要な「経験、信頼性、気質」があると述べ、今回の挑戦を「好機(opportune)」だと表現しました。
X投稿で示した評価:「合意形成の稀有な力」
マハマト氏はSNSのXへの投稿で、AUの場でサル氏の資質を長く間近に見てきたと説明しています。両者はAUの枠組みの中で長年協働しており、マハマト氏は「AU委員会委員長としての任期中(サル氏がAU議長を務めた時期を含む)に、サル氏のリーダーシップと外交手腕を直接見てきた」としています。
とりわけ強調したのが、利害の異なる関係者の間で落としどころを探る力です。マハマト氏は、サル氏が「多様な利害の間で合意を築く稀有な能力を持つ」と評しました。
この支持が持つ意味:国連トップ選びの「空気」を変えるか
国連事務総長は、紛争や人道危機、気候変動など複数の課題が同時進行する時代に、加盟国間の緊張も抱えながら調整役を担うポストです。そうした中で、地域機構での実務経験や、首脳級の協議をまとめる手腕が評価軸になりやすい側面があります。
今回のマハマト氏の支持表明は、サル氏の資質を「現場で見た」人物による推薦として、候補者の印象形成に影響を与える可能性があります。国連のトップ人事は手続きだけでなく、各国・各地域の支持の積み重ねで空気が変わる局面もあるためです。
今後の焦点:支持の広がりと、国際社会が求めるリーダー像
今後の注目点は、こうした支持がアフリカ域内外へどの程度広がるのか、そして国際社会が「分断が深まる時代の国連」にどのようなリーダー像を求めるのかです。サル氏の評価軸として示された「合意形成」「外交手腕」が、どの場面で具体的に問われていくのかも焦点になりそうです。
Reference(s):
Former AU chief backs Senegal's Macky Sall for UN secretary-general
cgtn.com








