イスファハンの世界遺産チェヘル・ソトゥーン宮殿、攻撃で損傷と報道
2026年2月28日から続く対イラン軍事攻撃の中で、ユネスコ世界遺産でもあるイスファハンの「チェヘル・ソトゥーン宮殿」が損傷したと、イラン国営メディアが伝えました。文化遺産への被害が、民間人被害と並んで懸念点として浮上しています。
何が起きたのか(報道の要点)
イラン国営メディアによると、イラン中部イスファハン市にある歴史的建造物チェヘル・ソトゥーン宮殿が、最近の軍事攻撃で損傷したと報じられました。損傷の具体的な範囲や、建物のどの部分が影響を受けたかなど、詳細はこの断片情報からは明らかではありません。
チェヘル・ソトゥーン宮殿とは
チェヘル・ソトゥーン宮殿は、イスファハンの歴史地区に位置するユネスコ世界遺産の一つとして知られる文化財です。宮殿建築は、外交や儀礼、都市文化の記憶をとどめる「場」でもあり、損傷が事実であれば、地域の歴史的景観や観光・研究にも影響が及ぶ可能性があります。
攻撃の経緯:2月28日開始、3月7日に新たな攻撃も
報道によれば、軍事攻撃は2026年2月28日に、米国とイスラエルがイランに対して開始しました。イスファハン州当局は3月7日、同州でこれまでに63人が死亡したとし、女性や子どもが含まれるとしています。
同じ3月7日には、イスラエル国防軍(IDF)がテヘランとイスファハンの拠点を標的にした新たな攻撃を発表したとも伝えられています。
「人命」と「文化遺産」—焦点が二重化する局面
軍事攻撃が長引く局面では、被害の焦点が次の二つに分かれて語られがちです。
- 民間人被害:死傷者の増加、生活インフラへの影響
- 文化遺産への影響:回復に時間を要する損傷、歴史的景観や地域文化への長期的ダメージ
今回の「世界遺産の損傷」という報道は、戦況の説明だけでは捉えきれない、もう一つの損失の形を示しています。今後は、損傷状況の客観的な確認、保全の見通し、そして攻撃が続く場合の文化財保護の実効性が、静かに問われていくことになりそうです。
Reference(s):
Historic Chehel Sotoun palace in Isfahan reported damaged in strikes
cgtn.com








