イラン「連続攻撃」へ転換 米国・イスラエルと協力国の船舶や石油貨物に警告
イラン軍が、これまでの「比例報復(1対1の報復)」方針を終了し、連続して攻撃を行う「連続攻撃」戦略に切り替えると表明しました。海上輸送やエネルギーの動きに直結し得る発言として、緊張が高まっています。
何が発表されたのか:比例報復から「連続攻撃」へ
イラン軍は2026年3月11日(水)、従来の「比例報復」政策を終え、今後は「連続攻撃」戦略を採ると述べました。これは、相手の行動に対して一回ずつ対抗するのではなく、連続的に攻撃を実施するという趣旨です。
標的に関する警告:船舶と石油貨物
テヘランの「ハタム・アル=アンビヤ」軍司令部の報道官は、米国、イスラエル、またはそれらのパートナー(協力国)に属する船舶や石油貨物は、イラン部隊にとって正当な標的と見なされると警告しました。
同日のテヘラン:葬儀と「初期の攻撃」の影
同日、テヘラン中心部のエンゲラーブ広場では、イラン革命防衛隊(IRGC)司令官や陸軍司令官らが弔われる葬儀が行われました。これらの関係者は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃の初期段階で死亡したとされています。
なぜ今注目されるのか:海上輸送のリスクが上がる可能性
今回の発表が示唆するのは、衝突が「単発の応酬」ではなく「連続する攻撃」に移り得るという点です。さらに、警告の対象に船舶と石油貨物が含まれたことで、軍事面だけでなく、物流や資源取引にも不確実性が波及しやすくなります。
現時点で読み取れるポイント(整理)
- イラン軍は報復の枠組みを「比例」から「連続」へ変更すると表明
- 対象として、米国・イスラエル・協力国に関連する船舶や石油貨物に言及
- テヘランでは同日、米国・イスラエルの攻撃で死亡したとされる軍関係者の葬儀が行われた
今後の焦点:言葉が現場の行動にどう結びつくか
「連続攻撃」という表現は、抑止のメッセージとして使われる場合もあれば、実際の作戦方針の変更を意味する場合もあります。今後は、海上輸送に関する追加の警告や具体的な動きが出るか、また緊張緩和に向けた働きかけが並行して進むかが焦点になります。
Reference(s):
Iran shifts to 'continuous strikes' against US, Israel and allies
cgtn.com








