資金不足で危機に瀕するチャドのスーダン難民支援、4億2800万ドルのギャップ埋めが急務
国連の食糧援助機関(WFP)と難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、チャドに滞在する130万人超のスーダン難民への支援が、4億2800万ドルの資金不足で大幅に縮小される危機に直面していると警告しました。
背景と現在の状況
2023年4月にスーダンで軍とRapid Support Forces(RSF)の戦闘が激化したことを受け、同国からの逃避民が大量に隣国チャドへ流入しました。現在、チャド国内には約1.3万人のスーダン難民が暮らしており、その多くは東部の臨時キャンプで生活しています。
資金不足がもたらす具体的影響
- 食料配布の削減:必要な資源の半分以下での運営となり、最も脆弱な層への食料供給が不十分になる恐れがあります。
- 水供給の危機:東部地域では1日あたりの最低水需要の半分以下しか確保できず、深刻な脱水リスクが広がっています。
- シェルターと教育の不足:UNHCRは現在、10人に1人しかシェルター支援ができず、教室では1教師あたり100人以上の子どもが学んでいます。
- 栄養不良の拡大:ノルウェー難民評議会の調査では、70%の家族が食事回数を減らしたと報告しています。
国際社会の課題と今後の見通し
WFPのチャド国担当ディレクター、サラ・ゴードン=ギブソン氏は「必要資源が半分以下では、最も支援が必要な人々に十分な食料を提供できません」と訴え、資金ギャップ解消のためのドナー支援を急ぎ呼び掛けています。UNHCRも同様に、資金が確保できなければ支援対象がさらに縮小されると警告しています。
今後数か月で支援が減少すれば、難民の生活基盤はさらに脆弱化し、地域全体の安定にも影響を及ぼす可能性があります。各国政府、民間セクター、そして個人ドナーが協力し、資金ギャップを埋めることが求められています。
Reference(s):
Funding gap threatens aid for over 1 million Sudanese refugees in Chad
cgtn.com








