国連決議で奴隷貿易を人類最大の犯罪と宣言、ガーナ帰国者の声が響く video poster
ガーナで過去に帰国したアフリカ系ディアスポラの人々が、国連総会で採択された決議を歓迎しています。昨年3月25日の決議は、奴隷貿易と人種的奴隷制度を「人類に対する最も重大な犯罪」と位置付け、和解と賠償を求める国際的な呼びかけとなりました。
国連決議の概要
- 採択日:2026年3月25日
- 賛成票:123票、反対票:3票(米国・イスラエルなど)、棄権:52票
- 決議は拘束力のない宣言であり、具体的な賠償措置は規定していないが、歴史的正義への第一歩と位置付けられる
帰国者インタビュー:Vanessa Gyanさん
米国ニューヨーク出身で13年前にガーナへ移住したメディア・プロフェッショナルのVanessa Gyanさんは、決議を「長年の要求が正式に認められた瞬間」と語ります。
「ニューヨークでメディアに携わっていた頃から、計画的にガーナへ移り住む決意を持っていました。人種差別を経験したことが、帰国への大きな動機の一つです。」と語り、現在はテレビ・ラジオの番組制作や慈善活動に従事しています。
Gyanさんは賠償について次のように述べました。「賠償は必要ですが、それだけで問題が解決するわけではありません。癒しは時間がかかります。」
帰国潮流と過去の取り組み
ガーナへの帰国は、2019年の「Year of Return」キャンペーン以降、年々増加しています。主な動機は以下の通りです。
- 先祖との文化的再接続
- 経済的機会や起業環境への期待
- 欧米での制度的差別からの逃避
今後の課題と期待
決議は象徴的な意味合いが強いものの、具体的な賠償や教育プログラムの実施は未だ議論の段階です。帰国者は、ガーナ本土とディアスポラ双方の声が政策に反映されることを求めています。
「和解は一人ひとりの時間が必要です。決議がきっかけとなり、長期的な対話と実践が進むことを期待したい。」とGyanさんは締めくくります。
Reference(s):
Ghana's diaspora returnees welcome UN resolution on slave trade
cgtn.com








