DRコンゴ、来年4月から外貨の現金取引を全面禁止 フラン強化へ
コンゴ民主共和国(DRコンゴ)の中央銀行は、来年4月9日から外貨(米ドル含む)による現金取引を全面的に禁止すると発表しました。国内通貨であるコンゴ・フランの信頼回復とマネーロンダリング防止が狙いです。
外貨現金取引禁止の概要
中央銀行総裁アンドレ・ワメソ氏は、次のように説明しています。
- 2027年4月9日以降、個人・法人ともに外貨での現金取引は認められない。
- 銀行は外貨の実体輸入ができなくなる。
- ただし、電子決済やオンラインバンキング上での外貨利用は引き続き可能。
フラン強化とドル化の背景
近年、米ドルが日常決済で広く使われ、5ドル以上の支払いはほぼドルで行われるケースが増えました。フランは1ドル=約2,300フランで、2010年の約920フランから大幅に価値を下げています。このドル化は、通貨への不信と経済の不安定さが原因と指摘されています。
課題と今後の見通し
過去にも2024年に決済端末をフランのみ対応にする指示が出ましたが、効果は限定的でした。専門家は、今回の規制単独では根本的な解決は難しいと指摘し、以下の点が重要と考えています。
- インフラ整備とデジタル決済環境の拡充。
- 財政健全化とインフレ抑制策の同時実施。
- 国民への通貨教育と信頼回復のための広報活動。
当局は、フランへの信頼が回復すれば、金融政策のコントロールが向上し、長期的な経済安定につながると期待しています。
Reference(s):
DR Congo to ban use of foreign currencies for local cash transactions
cgtn.com








