イラン・ラヴァン製油所、戦災後2か月で稼働率80%回復へ
イランのラヴァン島にある国営製油所が、戦闘で一部被害を受けたものの、今後1〜2か月で稼働率を80%に回復させる計画を発表しました。この復旧が地域エネルギー供給に与える影響が注目されています。
復旧計画の概要
副石油大臣であり、国営イラン石油精製・流通会社(NIORDC)のトップでもあるモハンマド・サデグ・アジミファル氏は、ラヴァン製油所の復旧に向けた具体的なスケジュールを示しました。主なポイントは以下の通りです。
- 被害を受けた設備のうち、一部は約10日以内に再稼働を開始。
- 全体としては、1〜2か月で稼働率を80%に引き上げる見込み。
- 復旧作業は国内の技術者と外部協力企業が共同で実施。
被害と復旧の進捗
2月28日に、イスラエルと米国の共同空爆により、ラヴァン製油所を含む複数のエネルギー施設が被害を受けました。主な被害は以下です。
- 主要蒸留装置の一部が損傷。
- 貯蔵タンクの漏出と火災。
- 付帯インフラ(配管・電力供給)の部分的停止。
しかし、同時に「敵対勢力はイランの燃料生産と流通を阻害しようとしたが、目的は達成できなかった」とアジミファル氏は述べ、復旧への意欲を示しました。
地域情勢と今後の展望
現在、イランと米国の間で2週間の停戦が実施されており、エネルギーインフラの安定化が期待されています。ラヴァン製油所の稼働率回復は、国内の燃料供給だけでなく、近隣諸国へのエネルギー輸出にも影響を及ぼす可能性があります。
今後は復旧作業の進捗と、停戦状態が長期化するかどうかが注目点です。イラン側は、国内需要の確保と地域のエネルギー市場での競争力維持に向けて、迅速かつ安全な再稼働を目指しています。
Reference(s):
Iran's Lavan refinery to restore 80% capacity within two months
cgtn.com








