ホルムズ海峡、一時開放も イラン「米国の海上封鎖終結を」
中東の戦略的な石油輸送路であるホルムズ海峡が、2026年4月18日、一時的に再開放されました。これは、レバノンにおける停戦合意を受けたイランの措置ですが、テヘランは米国による海上封鎖が続く場合、再封鎖も辞さないと警告しています。
戦略的水道の一時的開放
イランのアーラグチ外相はソーシャルメディアを通じ、ホルムズ海峡が「すべての商業船に対して開放された」と発表しました。この措置は、米国の仲介によるイスラエルとレバノン間の10日間の休戦期間中、適用されます。世界的なエネルギー供給の要衝である海峡の開放は、緊張緩和への一筋の光として捉えられています。
米国の封鎖が残る懸念
しかし、イラン側は楽観視を戒めます。アーラグチ外相は、米国によるイラン港への「最近の海上封鎖」が持続するならば、海峡を再び閉鎖する可能性があると警告しました。今回の開放は、和平への前向きな「譲歩」であるとしつつも、その持続には米国の対応が不可欠だとの立場を示しています。
- イランの主張: 米国が主導する海上封鎖の即時終結。
- 一時開放の条件: 米国仲介の10日間休戦期間中。
- 今後の見通し: 米国の対応次第で状況は流動的。
国際社会の反応
この動きに対して、国際社会からは様々な反応が寄せられています。
米国のドナルド・トランプ大統領は、アーラグチ外相の発表を「世界にとって偉大で輝かしい日」と評しました。一方、国連のアントニオ・グテレス事務総長は、イランの決定を「正しい方向への一歩」として歓迎しています。
英国のキア・スターマー首相は、戦闘が終結次第、英国とフランスが主導する多国籍ミッションがホルムズ海峡の商業航路保護を行う用意があると表明。地域の海上安全保障への国際的な関与の枠組みが模索されています。
ホルムズ海峡を巡る駆け引きは、レバノンでの局地的停戦と、米イラン間のより広範な対立とが絡み合う、複雑な構図を浮き彫りにしています。一時的な通行の再開が、より恒久的な緊張緩和への糸口となるのか、それとも次の緊張の伏線となるのか。その行方は、今後数日間の動向に懸かっているようです。
Reference(s):
Iran reopens Strait of Hormuz, but says US must end naval blockade
cgtn.com







