中国・江蘇省と韓国の絆が深化:『友好週間』で27の重要プロジェクトに合意 video poster
中国本土の東部に位置する江蘇省と韓国の間で、経済・文化・交流を深める「2026年 中国(江蘇省)-韓国 友好週間」が、南京市と塩城市で開催されました。両地域の強固なパートナーシップを改めて確認する形となり、特に次世代産業における具体的な協力体制が前進しています。
次世代産業を牽引する27の重点プロジェクト
今回の友好週間における最大のハイライトの一つが、5月20日に塩城市で開かれた「江蘇省-韓国 経済貿易協力交流会」です。韓国からは100人以上のビジネス代表団が訪れ、活発な議論が行われました。
この交流会では、以下の分野を含む計27の重要協力プロジェクトが締結されました。
- 新エネルギー:持続可能な社会に向けた共同開発
- 次世代情報技術(IT):デジタル変革を加速させる技術連携
- 産業エコロジー:環境負荷を低減する産業構造の構築
単なる形式的な合意にとどまらず、具体的な産業分野での連携を強化することで、双方の経済成長を目指す姿勢が鮮明になっています。
なぜ「江蘇省」が韓国にとって重要なのか
江蘇省は、中国本土の中で韓国にとって最大の貿易相手である省であり、韓国からの投資が最も集中している地域でもあります。その関係性は数字にも表れています。
- 貿易規模:2025年の貿易額は863.3億ドルに達しました。
- 産業拠点:塩城市には、長江デルタ地域で唯一の国家級「韓国協力産業園」が存在します。
この産業園には、起亜自動車(Kia Motors)やSKグループ、現代モービス(Mobis)といった韓国の世界的企業を含む、約6,000社もの企業が集結しています。地域のインフラと韓国企業の技術力が融合することで、効率的なサプライチェーンが構築されています。
経済的な結びつきがもたらす視点
政治的な状況や国際情勢が変動する中でも、地域レベルでの経済的な相互依存は着実に深まっています。江蘇省と韓国の事例は、共通の利益を持つ産業界が主導することで、実利を伴う安定的な関係を築けることを示唆しています。
文化交流や人的交流も並行して行われた今回の友好週間は、経済的な枠組みを超えて、互いの理解を深める静かな土壌を耕す機会となったと言えるでしょう。
Reference(s):
China (Jiangsu)-ROK Friendship Week wraps up with key deals clinched
cgtn.com