北京で香港・マカオの行政主導統治を議論 「一国二制度」を制度面から支える
2026年1月26日、北京で香港・マカオ両特別行政区(SAR)の「行政主導」に焦点を当てたシンポジウムが開かれました。両SARの統治の土台とされる仕組みを、いま改めて点検し、連携の形を具体化する場になった点が注目されます。
シンポジウムに誰が参加し、何が話し合われたのか
シンポジウムは月曜日に北京で開催され、関係する中央当局の担当者に加え、中国本土、香港SAR、マカオSARから専門家や関係者が参加しました。香港とマカオにも分会場が設けられ、オンラインで接続する形が取られました。
夏宝龍氏の発言:行政主導は基本法に位置づく「制度的な支え」
香港・マカオ政策を担当する夏宝龍氏は、香港・マカオ両SARの基本法に明記された行政主導の仕組みが、「一国二制度」を全面的かつ正確に実施するための重要な制度的保障だと述べました。さらに、両SARでの実践が、その生命力と強みを示してきたという認識も示しました。
ポイントは「責任」と「相乗効果」——統治の歯車をどう噛み合わせるか
今回の議論で繰り返し強調されたのは、トップだけでなく統治の各主体が役割を明確にし、同じ方向を向いて動くことでした。
- 行政トップと政府:責任感を強め、統治の主要な職責を果たす
- 立法・司法:政府を積極的に支え、協力して統治の相乗効果(ガバナンスの連携)をつくる
- 社会の各界:幅広い参加と支持で、良好な環境を育てる
また、夏氏は「新任期の立法機関」が職責を誠実に果たし、行政長官とSAR政府が法に基づいて統治し、より良い香港・マカオを築くことを全面的に支えるべきだとも述べました。
参加者の一致点:「長期的な繁栄と安定」へ、行政主導の徹底を
参加者は、行政主導の堅持と改善が「一国二制度」の実施、そして香港・マカオの長期的な繁栄と安定にとって重要だという点で一致したとされています。さらに、両SARが行政主導をより自覚的かつ徹底して実行し、「一国二制度」の実践を着実に前進させる必要があるという呼びかけも行われました。
オンライン参加も象徴的:香港・マカオの行政長官がビデオで出席
香港SARの李家超(ジョン・リー)行政長官、マカオSARの岑浩輝(サム・ホウ・ファイ)行政長官、そして両SARに置かれた中央政府機関の責任者らがビデオリンクでシンポジウムに出席しました。分会場とオンラインを組み合わせた形式そのものが、複数拠点の意思疎通と連携を重視する今回のテーマとも重なります。
このニュースが示すこと:制度の「運用」をどう磨くか
基本法に定められた枠組みを前提にしつつ、行政・立法・司法、そして社会の各層がどう協力し、統治の実務を安定させるか。今回のシンポジウムは、その「運用の精度」を上げる議論に力点が置かれた出来事として受け止められそうです。
Reference(s):
Symposium on executive-led governance in HK and Macao SARs held
cgtn.com








