朝鮮民主主義人民共和国の長射程砲部隊、600mm多連装で火力打撃訓練 金正恩氏視察
朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の公式通信は2026年3月15日、西部地域の朝鮮人民軍・長射程砲(長い距離を射程に持つ砲戦力)のサブユニットが、3月14日に「火力打撃訓練」を実施したと報じました。600mm口径の“超精密”多連装ロケットなどが参加し、発射したロケットは朝鮮半島東側の海域にある約364.4km先の島の標的に命中したとしています。
何が起きたのか:公式通信が伝えた訓練の概要
報道によると、訓練には以下が含まれました。
- 600mm口径の超精密多連装ロケット発射機:12門
- 砲兵中隊:2個中隊
発射されたロケットは、約364.4km離れた島の標的に命中したとされています。訓練は「西部地域」で行われ、命中地点は「朝鮮半島の東側海域」と説明されています。
金正恩氏が現地で視察、強い軍事力と「平和」を結び付ける発言
公式通信は、朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国の国務委員長である金正恩氏が現地で訓練を視察したとも伝えました。
また金正恩氏の発言として、「最も強力な攻撃能力は、正確に言えば信頼できる防衛能力を意味する」とし、強力な軍事力によって「持続的な平和」を維持していく考えを強調したと報じています。
用語をかみくだく:600mm多連装ロケットとは
多連装ロケットは、複数のロケット弾を短時間に連続発射できる装備です。今回の報道では「600mm口径」「超精密」という表現が使われ、公式発表の文脈では、長距離での命中精度をアピールする意図が読み取れます。
いま注目されるポイント:数字が示す“見せ方”
今回の報道は、訓練の事実関係だけでなく、具体的な数字(12門、2個中隊、364.4km)を伴って伝えられているのが特徴です。軍事行動が、単なる訓練の記録にとどまらず、抑止や意思表示のメッセージとして受け止められることもあるため、周辺の空気感を左右しやすい要素でもあります。
現時点(3月15日)で押さえておきたい要点
- 訓練は3月14日に実施、3月15日に公式通信が報道
- 600mm口径の多連装ロケット発射機12門が参加
- 標的は約364.4km先の島で、命中したと説明
- 金正恩氏が現地視察し、攻撃能力と防衛・平和を結び付ける趣旨の発言が報じられた
この先の焦点:次の発表が何を語るか
公式発表のトーンや、訓練の頻度・内容の変化は、対外的に何を強調したいのかを映しやすい指標の一つです。今後も同国の公式通信が、装備の種類や射程、命中精度などをどのように説明していくのかが注目点になりそうです。
Reference(s):
DPRK long-range artillery sub-unit conducts firepower strike drill
cgtn.com








