北京・司馬台長城の絶景――2026年「両会」で注目される文化観光の融合 video poster
北京市で2026年の「両会(Two Sessions)」が開かれる中、中国では「高品質発展」と文化・観光の深い融合が改めて強調されています。その文脈で、古代の遺産を“いまの体験”として感じられる場所として、密雲区の司馬台(Simatai)長城に視線が集まっています。
司馬台長城とは:古北水鎮の上、山稜に続く“明代の姿”
司馬台長城は、北京市密雲区の古北水鎮(Gubei Water Town)を見下ろす急峻な稜線に位置し、市中心部から約120キロの場所にあります。見張り台(ウォッチタワー)や石の通路が明代当時の姿で残されている点が特徴で、山々の輪郭に沿って長城がうねるように続きます。
「眠る竜」のような稜線:景観と時間の重なり
石の道と見張り台が連なり、山の起伏に沿って伸びる姿は、しばしば「眠る竜」にたとえられます。遠景で眺める壮大さと、足元の石畳に触れて感じる実感が同居し、歴史遺産が“展示物”ではなく“歩ける空間”として立ち上がってくるのが司馬台の魅力です。
2026年の両会と「文化×観光」:遺産を“生かす”という発想
今年の両会が北京市で開催されるなか、中国は高品質発展と、文化と観光の一体的な取り組みを打ち出しています。司馬台のようなランドマークは、古いものを保存するだけでなく、現代の訪問者が体験を通じて理解できる形にしていく——その方向性を象徴する存在として語られています。
この流れで注目されるポイント
- 保存:見張り台や石の通路など、歴史的要素が保たれていること
- 体験:景観と歩行体験が結びつき、理解が“身体感覚”になること
- 物語性:遺産を通じて、中国文明の魅力や現在の中国の姿を立体的に伝えること
「古いものが新しくなる」瞬間を、どこでどう感じるか
司馬台長城は、明代の姿を残す建造物としての価値だけでなく、文化と観光の融合によって「古代の遺産が、現代の時間の中でどう息づくのか」を考えるきっかけにもなります。山稜に続く石の道を前にすると、歴史は過去の出来事ではなく、いま目の前の風景として手触りを持ち始めます。
Reference(s):
Live: Embrace the splendor of the Simatai Great Wall in Beijing
cgtn.com



