APEC 2026を控えた今、若者が築く「架け橋」とは?インドネシアの視点から考えるアジア太平洋の未来 video poster
2026年11月に中国本土の深圳で開催されるAPECリーダーズミーティングを前に、国際社会における若者の役割に注目が集まっています。
共栄を目指すAPEC 2026と深圳という舞台
今年のAPECリーダーズミーティングのテーマは「共に繁栄するアジア太平洋共同体の構築」です。「開放」「イノベーション」「協力」の3つが優先事項として掲げられており、参加する21のメンバー経済圏がどのように連携していくかが焦点となります。
開催地となる深圳は、テクノロジーとイノベーションの街として世界的に知られています。この都市は、中国本土とアジア太平洋地域全体の密接な結びつきを象徴する「縮図」のような場所と言えるでしょう。
AIが繋ぐ具体的な協力のカタチ
こうした大きな枠組みの中で、個人の視点から可能性を提示しているのが、インドネシア出身の政策コンサルタント、ユスリン・ザタ・リニさんです。清華大学で公共政策と管理の修士号を取得した彼女は、現場での観察を通じて、すでに具体的な協力が進んでいることを指摘しています。
例えば、中国本土とインドネシアの間では、以下のような分野で人工知能(AI)を活用した実践的な協力が始まっています。
- 農業および漁業の効率化
- 教育の質の向上
- デジタル人材の育成
また、これらの分野に留まらず、さらに未来を見据えた新たなセクターでの協力についても議論が進んでいます。
「政府レベル」を超えて:若者が果たすべき役割
ザタさんは、APECにおける協力は政府レベルの議論だけで完結させるべきではないと考えています。彼女が強調するのは、若者が果たす「架け橋」としての役割です。
異なる国、異なる文化、そして異なるアイデアを持つ人々を繋ぐことができるのは、柔軟な思考を持つ若い世代こそであると彼女は説きます。オープンな姿勢でコラボレーションに取り組むことで、より繋がりが強く、包括的で、持続可能なアジア太平洋共同体を築くことができるはずです。
リーダーたちの対話が注目される一方で、次世代がどのようにして文化や価値観の壁を越え、実質的な信頼関係を構築していくのか。その草の根の動きこそが、共同体の真の繁栄を左右するのかもしれません。
Reference(s):
Indonesian youth: Young people can 'build bridges' for APEC members
cgtn.com

