オーティスが中国本土の都市更新に新計画 中国国際輸入博覧会で表明 video poster
オーティスが中国本土の都市更新に新計画 中国国際輸入博覧会で表明
米エレベーター大手オーティスが、中国本土の都市更新政策に呼応する新たな製品・サービス計画を打ち出し、中国市場への長期的なコミットメントをあらためて示しました。中国国際輸入博覧会(CIIE)の会場で、会長兼CEO兼社長のジュディ・マークス氏が語った内容は、国際ニュースとしても注目されています。
中国本土市場への期待感「サービス市場が伸びている」
マークス氏は、中国本土は同社にとって今も非常に重要な市場だと強調します。ここ4年半で、中国でオーティスが保守・点検を手がけるエレベーターとエスカレーターの台数は2倍に増えたといいます。
同氏は、中国本土の市場環境について「魅力的な市場です。サービス市場は成長しており、改修や近代化の市場は、まさに立ち上がり始めたところです」と述べ、今後の拡大に強い期待を示しました。
都市更新政策に合わせた「近代化・改修」新計画
今回の博覧会でオーティスは、既存設備の近代化や改修に特化した新たな製品群と事業計画を発表しました。マークス氏は「すでに複数の製品を投入しており、都市更新政策を支える近代化・改修のための新しい製品計画を一挙に打ち出しました」と説明しました。
中国本土では、既存の住宅やオフィスビルを活用しながら、安全性や省エネ性能を高める都市更新が重要なテーマとなっています。老朽化したエレベーターやエスカレーターを改修・交換する市場は、今後の成長分野として注目されています。
中国国際輸入博覧会という「一カ所でつながる場」
オーティスは中国国際輸入博覧会に複数回参加しており、今回も継続して出展しています。マークス氏は、この博覧会について「新しい製品を紹介し、中国本土の顧客や政府関係者、代理店、販売会社などと一度に出会える理想的な場だ」と評価しました。
会場では、新製品やサービスを通じて具体的な都市更新のソリューションを示すことにより、幅広いステークホルダーとの関係強化を図っているといえます。
国際企業から見た中国本土の都市更新の意味
オーティスの動きは、中国本土の都市更新とインフラの近代化が、海外企業にとっても中長期のビジネス機会になりつつあることを映し出しています。
- サービス市場がすでに拡大局面にあること
- 改修・近代化市場が立ち上がり段階にあり、成長余地が大きいとみられていること
- 博覧会を通じて、政府と企業、国内外のビジネスが直接対話する場が整いつつあること
都市更新やインフラ改修は、安全性の向上や省エネ、バリアフリー化とも直結するテーマです。今後、中国本土でどのような形でエレベーターやビル設備のアップグレードが進み、国際企業がそこにどう関わっていくのかは、日本を含む周辺国にとっても注視すべきポイントと言えるでしょう。
今回の発表は、一見すると企業のビジネス戦略ですが、その背景には都市の安全性や住環境をどうアップデートしていくかという社会的な課題があります。中国本土の都市更新の流れは、アジア各地の老朽インフラ更新を考える上でも、一つの参考事例になりそうです。
Reference(s):
Otis puts forward new plan to echo China's urban renewal policies
cgtn.com








