中国は外資の有力投資先にとどまる 2024年に外資企業124万社
中国外交部の毛寧報道官は定例記者会見で、中国が依然として世界の越境投資にとって重要な投資先であり、中国は今後も海外企業の投資を歓迎すると説明しました。2024年のデータを踏まえつつ、2025年も対外開放を進める方針が示されています。
外資系企業は約124万社、累計20.6兆元に
毛寧報道官によると、2024年までに中国で活動する外資系企業の数は約124万社に達し、累計の実行ベースの外資導入額は20.6兆元(約2.87兆ドル)となりました。公式データに基づくこうした数字は、中国が長期にわたり海外からの投資を引きつけてきたことを示しています。
外資の受け入れは製造業やサービス産業など幅広い分野に及び、中国市場を重視するグローバル企業の姿勢がうかがえます。国際ニュースとしても、中国が依然として主要な投資先の一つであるというメッセージは、世界の資本の流れを考えるうえで重要な材料です。
2024年だけで約6万社が新設、収益率は約9パーセント
2024年だけを見ても、中国で新たに設立された外資系企業は約6万社にのぼり、前年から9.9パーセント増加しました。世界的に経済の先行きが不透明な中で、外資企業の新規参入が増えている点は注目されます。
さらに、過去5年間における中国での外国直接投資の収益率はおおむね9パーセント前後を維持してきたとされています。この水準は世界的にも高い部類に入るとされ、中国市場での投資が一定の魅力を保っていることをうかがわせます。
2025年の政府活動報告が示す外資政策
今年の政府活動報告(政府の年次方針を示す文書)では、中国は海外からの投資について次のような方向性を打ち出しています。
- 既に進出している外資系企業による再投資を促す
- 生産要素へのアクセス(人材や土地、資金など)で国内企業と同様の扱いを保障する
- 許認可申請の手続きで公平なルールを適用する
- 業界標準の策定への参画や、政府調達への参加の場を広げる
こうした方針は、外資系企業と国内企業の「同じ土俵」での競争環境づくりを進めるというメッセージとも読めます。国際ビジネスの観点からは、制度面での予見可能性や公平性が投資判断の重要な要素となるため、日本を含む各国の企業にとっても注目点と言えます。
高水準の対外開放を続ける姿勢を強調
毛寧報道官は会見で、外部環境がどう変わろうとも、中国は一貫して高水準の対外開放の約束を守ってきたと述べました。そのうえで、中国は海外企業による投資と事業拡大を歓迎し、中国の成長の果実をともに分かち合い、共通の発展を実現したいとの姿勢を強調しました。
世界経済の構造が変化するなかで、どの地域にどの程度のリスクとリターンを見込むのかは、企業や投資家にとって常に難しい判断です。今回示された公式データと政策方針は、中国市場をどう位置づけるかを考える際の一つの材料になります。
読者のみなさんにとっても、数字や方針の背景にある流れを押さえておくことは、ニュースを読み解き、自分なりの視点を持つためのヒントとなるはずです。
Reference(s):
Data shows China remains top destination for foreign investment
cgtn.com








