英TheCityUK「中国本土と英国、金融サービス協力に巨大な伸びしろ」 video poster
中国本土と英国の金融サービス分野で、貿易・投資の「双方向の成長」に大きな余地がある――。英国の金融業界団体TheCityUKの国際チームを率いるニコラ・ワトキンソン氏が、CGTNのアーロン・リウ氏の取材でこう語りました。英キア・スターマー首相が2026年1月28日から31日の日程で中国を公式訪問中(きょう1月30日現在)というタイミングも重なり、発言の重みが増しています。
何が語られたのか:「双方向の成長」というキーワード
ワトキンソン氏の発言の軸は、金融サービスをめぐる貿易と投資が、中国本土と英国の間で「行って来い」ではなく、行き来しながら同時に伸びる可能性があるという見立てです。金融はモノの輸出入と違い、資金・リスク・情報を仲介する産業です。相互に市場を理解し、取引の接点を増やせるほど、成長余地が広がりやすい領域でもあります。
背景:スターマー首相の訪中が示す「対話の再起動」
今回の訪問は、英国首相による中国への公式訪問として8年ぶりとされています。2026年1月28日から31日という限られた日程ではありますが、政府レベルの往来が「場」を作ることで、民間の金融機関や関連企業の対話も動きやすくなります。
金融サービスの協力は、具体的にどこで起きやすい?
取材で詳細な分野が列挙されたわけではありませんが、金融サービスの協力は一般に次のような論点で動きやすいとされます。
- クロスボーダー投資:資産運用や資金調達の選択肢が増える
- リスク管理:保険・再保険や市場のヘッジ手段の拡充
- 市場インフラ:決済・清算など取引を支える仕組みの整合
- フィンテック:デジタル化で手続きやコストを下げやすい領域
こうしたテーマは、企業の資金繰りから個人の資産形成まで影響が波及しやすく、景気の「体感」と結びつきやすいのも特徴です。
伸びしろの裏側にある論点:信頼、ルール、予見可能性
金融が国境を越えるほど、取引は「スピード」だけでなくルールの明確さと予見可能性を求めます。双方向の成長が現実味を帯びるには、
- 規制や監督の考え方の違いを埋める対話
- 企業・投資家が判断しやすい情報開示や手続き
- 長期の資金が安心して動ける環境づくり
といった、地味ですが効く条件整備が焦点になりがちです。今回の訪問期間中に、そうした「土台」に関わるメッセージがどこまで示されるのかが注目点になります。
きょう(1月30日)時点の見どころ:発言が“次の会議”を呼ぶか
ワトキンソン氏が強調した「巨大な可能性」は、期待の表明であると同時に、業界としての問題提起でもあります。首相訪問が続くこのタイミングで、政府間の枠組みや民間の協議がどの程度具体化するのか。発言が単発で終わらず、次の実務的な対話や合意へつながるかが、今後の焦点になりそうです。
Reference(s):
TheCityUK: Huge potential for China-UK growth in financial services
cgtn.com








