上海の布市場がTripAdvisorで急浮上 オーダースーツが旅の新定番に
2026年2月時点、中国本土・上海で「布を選んで服を仕立てる」体験が、外国人旅行者のあいだで新しい観光の選択肢として注目を集めています。旅行サイトTripAdvisorでは、上海のファブリックマーケットが外国人旅行者にとって“市内で2番目に人気の観光スポット”になったとされています。
何が起きている?:観光名所の顔ぶれに“市場”が入ってきた
話題となっているのは、南外灘エリアの「South Bund Soft Spinning Material Market(南外灘軽紡面料市場)」です。観光地といえば展望台や歴史建築を思い浮かべがちですが、いまは“買って終わり”ではなく“作って持ち帰る”場所も評価される流れが見えてきます。
市場の特徴:200以上の店舗、オーダーは約3日
この市場には200以上の店舗が入り、オーダーメイドのスーツやシャツを中心に扱っています。情報によると、スーツの仕立てにかかる期間はおよそ3日。短期滞在でも「滞在中に採寸して、出発前に受け取る」という行動が成立しやすい点が、旅行者の動線と噛み合っています。
背景:ビザ免除の緩和で“立ち寄り需要”が増えた
近ごろのビザ免除措置の緩和を追い風に、国際的な来訪者が増え、出国前にカスタムメイドの衣類を作る目的で市場に立ち寄るケースが広がっているとされます。現在、市場の顧客の過半が外国人バイヤーになっている、という点も変化の大きさを示しています。
なぜ刺さる?:「買い物」より「体験」に近い消費
オーダーメイドは、布選びから採寸、仕上がりまでのプロセスが“旅の記憶”になりやすいのが特徴です。名所巡りの合間に、都市の手触り(産業や日常)に触れられる——そんな体験価値が、ランキング上昇の背景にあるのかもしれません。
短時間で理解:訪問前に押さえたいポイント
- 時間配分:採寸→制作→受け取りまで複数回の来店が前提になりやすい
- 仕上がり確認:受け取り時にサイズ感や仕様を確認する時間を確保する
- 旅程との相性:滞在日数が短いほど、受け取り日をいつにするかが重要になる
観光の人気スポットが「見る場所」から「作る場所」へと広がっていく現象は、都市の魅力の語られ方そのものを少し変えていきます。上海のこの市場の浮上は、その変化を分かりやすく映す出来事と言えそうです。
Reference(s):
From fabric to fame: Shanghai market is a must-see for tourists
cgtn.com








