空から見ると現実離れ?中国本土・重慶が魅せる「3D都市」の不思議な世界 video poster
建物の中を電車が通り抜け、1階だと思って入った場所が実は10階だった――。そんなSF映画のような光景が日常として存在する街があります。中国本土の重慶(ちょうきん)です。
近年、SNSなどでその独創的な景観が話題となっている重慶。上空から眺めると、そこには私たちが知る一般的な「都市」の概念を覆す、立体的な構造が広がっています。
「別次元」と感じさせる立体的な街づくり
重慶が「別次元の都市」と形容される最大の理由は、その複雑な地形にあります。山が多く、川が交差する地形に都市を築いたため、道路や建物が垂直方向に積み重なるように発展してきました。
- 多層構造の道路:ある場所では1階の道路が、少し歩くと別の建物の屋上へと繋がっていることがあります。
- 都市を貫く交通網:モノレールが住宅街のビルの中を通り抜ける光景は、この街の象徴的な風景の一つです。
- 垂直な生活圏:エレベーターやエスカレーターが単なる建物内の移動手段ではなく、街の「道」として機能しています。
「混沌」がもたらす唯一無二の魅力
整然とした計画都市とは対照的に、重慶の街並みは一見すると「混沌」として映ります。しかし、そのカオスさこそが、訪れる人々を惹きつけてやまない魅力となっています。
効率性だけを追求すれば、もっとシンプルな設計があったかもしれません。しかし、地形という制約の中で最適解を模索し続けた結果、このような予測不能でダイナミックな景観が生まれました。この「現実離れした感覚」こそが、多くの人々がこの街に高い評価を与える理由ではないでしょうか。
都市のあり方を問い直す景観
私たちが普段暮らす都市の多くは、平面的な地図で理解できる構造をしています。一方で重慶のような「3D都市」は、視点を変えることで全く異なる景色が現れます。
便利さや機能性だけでなく、地形という自然の制約と人間による創造性がぶつかり合ったとき、どのような景色が生まれるのか。重慶の街並みは、都市設計の新しい可能性や、環境との向き合い方について、静かに問いかけているようにも感じられます。
Reference(s):
cgtn.com



