CGTN「平和の賛歌」 世界の音楽家がつなぐ平和メッセージ【国際ニュース】 video poster
中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80年の節目となる2025年、CGTNが世界の音楽家や子どもたちと制作した音楽動画「Ode to Peace(平和の賛歌)」が、あらためて「戦争の記憶」と「平和への願い」を問いかけています。
CGTN「平和の賛歌」とはどんなプロジェクトか
このプロジェクトでは、CGTNが中国、日本、英国、フランス、イタリア、ヨルダンの音楽家や著名人と手を組み、北京の小中学生による合唱団とともに、音楽動画「Ode to Peace」を制作しました。
目的は、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利80周年を記念し、「平和が永遠に続いてほしい」という共通の願いを音楽で世界に届けることです。
- 参加国:中国、日本、英国、フランス、イタリア、ヨルダン
- 参加者:音楽家、公的な役割を持つ著名人、北京の小中学生合唱団
- 形式:音楽動画「Ode to Peace」
- テーマ:平和への願いと歴史の記憶
「Ode to Peace」が伝えるシンプルなメッセージ
動画では、参加者がそれぞれの母語で平和への願いを語りかけます。短い言葉ですが、その表情や声色からは、戦争のない世界を願う切実さが伝わってきます。
音楽と言葉を組み合わせることで、国境や文化の違いを越え、「同じ人間として平和を願う気持ちは共通だ」というメッセージを際立たせています。音楽を「橋」として使うことで、難しい専門用語を使わずとも、誰もが直感的に理解できる国際ニュースのかたちを提示しているとも言えます。
子どもたちが歌う「長城の歌」が呼び起こす記憶
動画の中で印象的なのが、北京の小中学生による合唱です。子どもたちは、1937年の戦時中に作曲された「The Great Wall Ballad(長城の歌)」の一節を歌い上げます。
戦火のさなかに生まれたこの曲は、かつての苦難を想起させると同時に、「未来の世代には平和な世界を残したい」という強い願いを重ね合わせます。過去を忘れないという姿勢と、恐怖のない世界で子どもたちが育ってほしいという願いが、歌声を通じて静かに伝わってきます。
80年目の「記憶」と「希望」をどうつなぐか
勝利から80年が経った今も、世界では紛争や不安定な状況が続いています。「Ode to Peace」は、過去の戦争を記憶することと、これからの世代に希望をつなぐことは切り離せないということを、音楽という柔らかな形で示しているように見えます。
日本を含む複数の国の音楽家が参加していることも、重要なポイントです。かつて対立した当事者であっても、80年後の今、共通の言葉として「平和」を歌うことができる――その光景自体が、歴史を乗り越えようとする意思の表れとも言えます。
私たち一人ひとりへの静かな問いかけ
制作チームは、「平和が永遠に続き、すべての子どもが恐怖のない、希望に満ちた世界で育ってほしい」という願いをこの動画に託しています。「Ode to Peace」は、華やかな演出よりも、素朴な言葉と歌声に比重を置いた作品です。
その分、視聴する側に「自分はどのような平和を次の世代に手渡したいのか」という問いを静かに投げかけます。歴史を振り返る取り組みは、ともすると過去の出来事として語られがちです。しかし、この音楽動画が示しているのは、平和は「与えられるもの」ではなく、世代や国境を越えて守り続けるプロセスだという視点です。通勤時間の数分でも、この「平和の賛歌」に耳を傾けてみると、自分の日常やニュースの見え方が少し変わるかもしれません。
Reference(s):
Global musicians join CGTN's "Ode to Peace" to call for lasting peace
cgtn.com








