二十四節気「小雪」を冬の漬物で学ぶ 浙江省の幼稚園で体験活動
中国浙江省湖州市の幼稚園が、二十四節気の一つ「小雪(しょうせつ)」の到来に合わせて、「冬の漬物」で季節と伝統文化を学ぶ体験活動を行いました。子どもたちが身近な食べ物を通じて、中国の暦文化に触れる試みです。
二十四節気「小雪」をきっかけに暦文化を学ぶ
今回の活動は、「Welcoming Minor Snow with Winter Pickles(冬の漬物で小雪を迎える)」をテーマにした体験型の文化プログラムです。伝統的な中国の暦である二十四節気の一つ「小雪(Xiaoxue, Minor Snow)」を、子どもたちが具体的な食の体験と結びつけて理解することをねらいとしています。
二十四節気は、1年を24の節目に分けて季節の移ろいを細かく表す考え方です。「小雪」はその中で、冬が本格化していくころを象徴する節気として位置づけられています。
冬の漬物づくりという「手を動かす」学び
幼稚園では、小さな子どもたちでも参加しやすい形で、冬の漬物をテーマにした文化体験が行われました。漬物という身近な食べ物を入り口に、季節と食材、保存の知恵のつながりを学ぶ機会になったとみられます。
教室で話を聞くだけでなく、実際に手を動かすハンズオン(体験型)の活動にすることで、子どもたちの記憶に残りやすくなるという点でも、こうした取り組みには意味があります。
伝統行事を現代の「食育」に生かす視点
今回の中国ニュースは、伝統行事と日常の食を結びつけることで、子どもたちに複数の学びを提供している点が特徴的です。こうした活動からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 季節の変化を暦だけでなく、食材や保存食と結びつけて実感できる
- 漬物づくりを通じて、「待つこと」や「時間の流れ」を体感できる
- 家に持ち帰ることで、家庭での会話や世代間の交流のきっかけになる
日本でも、ぬか漬けや白菜漬けなど、冬の保存食や漬物の文化は各地に残っています。中国浙江省湖州市の幼稚園で行われたこの試みは、そうした身近な食文化を子どもたちの学びにつなげるヒントにもなりそうです。
グローバル時代にこそ「ローカルな季節感」を
都市化やグローバル化が進むなかで、季節の変化や地域ごとの食文化が見えにくくなっていると言われます。その一方で、今回のように二十四節気を手がかりに、地域の食や暮らしの知恵を次世代に伝えようとする動きは、アジア各地で静かに広がりつつあります。
スマートフォンで世界中のニュースに触れられる時代だからこそ、自分が暮らす場所の季節感や食文化を、改めてていねいに受け取っていくことも大切ではないか――浙江省の幼稚園で行われた「小雪」と冬の漬物の取り組みは、そんな問いを私たちに投げかけています。
Reference(s):
Minor Snow solar term inspires kids to explore pickling traditions
cgtn.com








