X8.1太陽フレア発生、2026年最大—2024年10月以来の強さ
2月2日に発生した「X8.1」の太陽フレアが、2026年で最も強く、さらに2024年10月以来の大規模噴出になったと、中国気象局(CMA)傘下の国家宇宙天気監測・警報センターが発表しました。今後数日も活動が続く見通しで、通信や航空など“見えないインフラ”への影響が意識されます。
何が起きた? 2月1日夜〜2日朝にXクラスが3回
センターによると、2月1日夜から2月2日朝にかけてXクラスの太陽フレアが3回観測されました。なかでも最も強かったのが、2月2日午前8時ごろに発生したX8.1フレアで、今年(2026年)最大の規模とされています。
太陽フレアとは:突然の増光と放射線・粒子の放出
太陽フレアは、太陽大気の活動領域で起きる急激な増光(明るさの跳ね上がり)を伴う現象です。一般に、放射線や高エネルギー粒子の放出を伴い、明るさは急上昇して、その後ゆっくり減衰する特徴があります。
「Xクラス」は最上位:航空・通信・測位に影響し得る
太陽フレアは強さによりA、B、C、M、Xの5段階に分類され、Xクラスが最も強力とされます。センターは、Xクラスは状況次第で航空、通信、ナビゲーション(測位)に影響を与え得ると説明しています。
- 航空:特に一部の通信・運航判断に関連する領域
- 通信:高周波通信などの乱れにつながる可能性
- 測位:衛星測位の精度変動につながる可能性
発生源はAR14366:この3日で急拡大
今回の一連のフレアは、太陽の北東側の活動領域「Active Region 14366(AR14366)」から発生したとされています。同領域は直近3日で急速に拡大し、面積が約550マイクロヘンリーに達したとセンターは述べ、今後も追加の噴出が起こり得るとの見方を示しました。
今後3日間の見通し:活動は「中〜高」、M級以上の可能性
センターの予測では、太陽活動は今後3日間、中〜高レベルで推移し、Mクラス以上のフレアが起きる可能性があります。一方で地磁気の状況は概ね静穏が見込まれ、あっても軽微な電離圏の乱れの可能性があるとしています。
2026年の流れ:1月にX1.9、そして今回が最大に
センターによると、今年最初のXクラスは1月19日のX1.9でした。そこから約2週間あまりで、今回はX8.1が観測され、2026年の太陽活動が強弱を繰り返しながら存在感を増している様子がうかがえます。
宇宙天気は、私たちの目には見えにくい一方で、通信や測位など日常の基盤と接しています。今後数日は、各国・各機関の宇宙天気情報や運用側のアナウンスに目を配る時間になりそうです。
Reference(s):
An X8.1 flare marks the strongest solar eruption since October 2024
cgtn.com








