中国本土・内モンゴルの大紅山、雪と丹霞が描く「火星みたいな」冬景色 video poster
2026年2月現在、中国本土の内モンゴル自治区にある大紅山(Dahong Mountain)で、降雪後に赤い丹霞(たんか)地形が雪に縁取られる光景が広がり、強いコントラストが注目を集めています。白銀と赤の“二層の風景”が同時に立ち上がる、冬ならではの瞬間です。
雪が際立たせた「赤い大地」
最近の降雪で、大紅山の赤みを帯びた地形の上に銀色の雪が重なり、輪郭がくっきりと浮かび上がりました。赤い地層の凹凸に雪が入り込み、陰影が増すことで、写真や映像でも質感が伝わりやすい景観になっています。
丹霞地形とは? 風と水がつくる“時間の彫刻”
大紅山の特徴は、赤色の岩層が重なり合う丹霞地形です。情報によると、この地形は何十億年もの時間をかけ、風や水による侵食(しんしょく)で形づくられてきました。長い時間が生んだ複雑な起伏が、雪によっていっそう際立ったかたちです。
赤く見える理由は「鉄分を含む地層」
大紅山の独特の色と質感は、鉄分を多く含む岩層に由来するとされています。雪の白が加わることで、赤みが強調され、遠目にも“色の境界”がはっきり見えるのが冬の面白さです。
「火星の表面みたい」と呼ばれる景観、その正体
大紅山は地形が火星の表面を思わせるとして、「神秘的な火星のような領域」とも呼ばれているそうです。赤い地層の広がりと、侵食がつくる稜線(りょうせん)の連なりが、“別の惑星”のような印象を生みます。そこに雪が重なると、色と形の対比が増し、現実感が少し薄れる――そんな不思議さが、この景色の魅力かもしれません。
季節が変える地質の見え方
同じ地形でも、季節によって見え方は大きく変わります。雪は景観を「覆い隠す」だけでなく、地層の線や凹凸を「強調する」役割も持ちます。大紅山の冬景色は、地質の成り立ちと季節の条件が重なって初めて現れる、短い“見せ場”といえそうです。
Reference(s):
cgtn.com








