カシュガル、2026年観光客急増 シルクロードの古都が新たな輝き video poster
新疆ウイグル自治区にあるシルクロードの古都、カシュガル(Kashi)。かつての交易路の要衝が、今、文化を核とした観光で新たな活気に満ちています。2026年第一四半期、この街を訪れた観光客は約650万人に上り、前年同期から大きく増加しました。歴史と現代が交錯するその魅力を探ります。
古都に息づく、今ここだけの体験
カシュガル旧市街では、漢代をテーマにしたオープニングセレモニーが観光客を出迎えます。伝統的な「ナン」と呼ばれるパンを使った創造的なコーヒー、150軒を超える写真店、そして夜になると活気づく屋台の数々。これらは、単なる観光名所ではなく、五感で歴史と文化に浸れる「体験」として提供されています。
伝統と革新が溶け合う街並み
路地裏から聞こえてくる伝統音楽、生土(せいど)で造られた重厚な建築、職人がトントンと槌を打つ音。これらの伝統的な要素は、現代的なカフェやフォトジェニックなスポットと不思議な調和を見せています。古いものがそのまま残るのではなく、今を生きる人々の営みの中で、新たな価値を生み出しているのです。
数字が示す、文化観光の力
今年(2026年)に入ってからの観光客の急増は、カシュガルの取り組みが実を結んでいる証左と言えるでしょう。約650万人という数字は、単なる「物見遊山」ではなく、その土地の歴史や生活文化に深く触れたいと願う旅行者の存在を浮き彫りにしています。シルクロードという世界的な文化遺産を背景に持ちながら、独自のローカルな体験を磨き上げたことが、大きな追い風となっているようです。
かつての交易路で栄えた「過去の真珠」は、今、地元の人々と訪れる人々との交流を通じて、「現在の鼓動」を力強く打ち続けています。カシュガルの事例は、歴史的資源をどのように現代に活かし、持続可能な形で守り伝えていくかという、普遍的な問いを投げかけているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








