卓球WTTチャンピオンズ:王楚欽と王曼昱が白星発進、日本勢も奮闘
卓球WTTチャンピオンズ・フランクフルトでトップシードが順当勝ち
卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」で、男子・女子ともにトップシードが初戦を突破しました。国際ニュースとしても注目されるこの大会で、男子シングルス世界ランキング1位の中国の王楚欽と、女子シングルス第1シードの王曼昱が、それぞれ16強入りを決めています。
男子シングルス:王楚欽が戸上隼輔を3−0で下す
男子シングルス1回戦では、世界ランキング1位の王楚欽が、日本の戸上隼輔と対戦し、12−10、11−3、16−14のストレート勝ちを収めました。スコアだけを見ると一方的にも見えますが、内容は緊張感のあるものだったようです。
第1ゲームは、戸上が持ち味の速い攻撃で王を追い込み、主導権を握りました。王は終盤まで苦しみながらも、スコアを9−9に追いつき、そこから逆転して先に1ゲームを奪います。
続く第2ゲームでは、王の鋭いサーブが最大の武器となりました。リズムをつかんだ王が素早く得点を重ね、11−3で一気に2ゲーム目をものにします。
第3ゲームは、この試合で最も競り合った展開になりました。互いに勝機をつかめる場面が続く中、14−13とリードを許した戸上は、フォアハンドを中心に積極的な攻撃で逆転を狙いましたが、最後は王が粘り強く得点を重ね、16−14で締めくくりました。
- 王楚欽 3−0 戸上隼輔(12−10、11−3、16−14)
- 戸上は速攻で見せ場を作るも、要所で世界1位の安定感が上回った形です。
王楚欽は、この勝利でベスト16に進出し、次戦ではスウェーデンのアントン・カールバーグと対戦する予定です。
女子シングルス:王曼昱がパラナンを退け16強入り
女子シングルスでは、第1シードの王曼昱がタイのオラワン・パラナンと対戦し、11−9、11−5、11−13、11−6で勝利し、こちらも順当に16強へ駒を進めました。
前半の2ゲームは、王が試合のリズムを完全にコントロールしました。ラリーの主導権を握りながら、危なげなくポイントを重ねて連取します。
しかし第3ゲームでは、パラナンがペースを上げて反撃。王にミスが出始め、タイのパラナンが1ゲームを奪い返しました。
それでも第4ゲームでは、王がすぐに立て直します。パラナンの鋭いプレーに対応しながら、自身の持ち味を発揮して11−6で取り切り、試合を締めくくりました。
- 王曼昱 3−1 オラワン・パラナン(11−9、11−5、11−13、11−6)
- 一時は流れを渡しかけながらも、最後はトップシードらしい試合運びで押し切りました。
王曼昱は、次のラウンドで韓国のジュ・チョンヒと対戦する予定です。
アジア勢中心の戦い、その中で光る日本勢のチャレンジ
今大会のWTTチャンピオンズ・フランクフルトは、中国、日本、タイ、スウェーデン、韓国など、各国・地域のトップ選手が集まるハイレベルな舞台です。その中で、世界ランキング1位の王楚欽に対し、戸上隼輔が第1ゲームから積極的な速攻でプレッシャーをかけたことは、日本の卓球ファンにとっても明るい材料と言えます。
結果としてはストレート負けとなりましたが、王を苦しめた立ち上がりや、第3ゲームでの果敢なフォアハンド攻撃は、今後の成長につながる内容でした。世界トップと対戦した経験が、次の国際大会でどう生きるのかにも注目が集まりそうです。
今後の見どころ:トップシードはどこまで勝ち進むか
男子の王楚欽、女子の王曼昱ともに、初戦から持ち味を発揮しながら危なげないスタートを切りました。今後のポイントになりそうなのは、次のような点です。
- 王楚欽が、アントン・カールバーグのスタイルにどう対応するか
- 王曼昱が、ジュ・チョンヒとの対戦で第3ゲームのような乱れを抑えられるか
- 日本やアジアの選手たちが、世界トップにどう挑み続けるか
WTTチャンピオンズ・フランクフルトは、世界の卓球トレンドや各国選手の現在地が見えてくる大会でもあります。短いセットの中でどう試合を組み立てるのか、サーブやレシーブでどんな工夫が見られるのかなど、少し視点を変えて観戦してみると、試合がより立体的に楽しめます。
スマホで結果だけを追うのも良いですが、気になった試合のポイントだけでもダイジェストなどでチェックしてみると、ニュースの一歩先を行く「考える観戦」ができるかもしれません。
Reference(s):
Top seed Wang Chuqin opens WTT Champions Frankfurt with 3-0 victory
cgtn.com








